Yes/No疑問文 と 「What疑問文」の違い
Yes/NoDo you play tennis? ── Yes/No で答える
WhatWhat do you play? ── 具体的な答え(baseball など)で答える
「Yes/No疑問文」は「するか、しないか」だけを聞きます。「What疑問文」は 「何を」を聞いています。だから答えは Yes/No ではなく、具体的なものを答えなければいけません。
パターン①:What do you ...?(何を〜しますか?)
使い方を例文で見ます。
①What(何を)
②do you(あなたは〜する?)
③play / like / want など動詞
例文と答え方
- What do you play? ── あなたは何をしますか?
── I play tennis.(私はテニスをします) - What do you like? ── あなたは何が好き?
── I like music.(音楽が好き) - What do you want? ── 何がほしい?
── I want a new bag.(新しいかばんがほしい)
パターン②:What ... do you ~?(何の〜を〜しますか?)
もう一歩細かく聞きたいときに使う形です。
①What do you like? ── 何が好き?(広く聞く)
②What sport do you like? ── 何のスポーツが好き?(範囲を絞る)
What のあとに 「sport(スポーツ)」「food(食べ物)」「subject(教科)」「color(色)」などを入れることで、聞きたい範囲を絞れます。
- What sport do you play? ── 何のスポーツをしますか?
── I play basketball. - What food do you like? ── どんな食べ物が好き?
── I like ramen. - What subject do you study? ── 何の教科を勉強する?
── I study English. - What color do you like? ── 何色が好き?
── I like blue.
be動詞の What疑問文:What is this?
be動詞の文を What で始める疑問文もあります。
- What is this? ── これは何ですか?
── It is a pen.
形は「Is this + 〜?」の前に What を足すだけ。一般動詞のときは do が、be動詞のときは is/are/am がそのまま使われると覚えておけばOK。
- 人に向かって What are you?(あなたは何ですか?)と聞くと、相手をモノ扱いするようで不自然・失礼に響くことがある。
- 「お仕事は何ですか?」を自然に聞きたいときは What do you do? を使う。
── I am a student.(私は学生です)
What疑問文の作り方の手順
①まず Yes/No疑問文を作る → Do you play soccer?
②「何を」聞きたい部分を取り去る → Do you play ___?
③先頭に What を置く → What do you play?
この手順で考えれば、What疑問文は機械的に作れます。
- What の後ろは 普通の疑問文の語順(do you + 動詞)。
- 「What play you?」のように主語と動詞だけにしない。
- What + do you + 動詞 の3点セットで覚える。
答えるときに気をつけること
- What do you play? に対して Yes, I do. はNG。
- 「何を」を聞かれているので、具体的なもので答える。
- 答えの形:I play soccer. のように主語+動詞+具体的な答え。
2種類のWhat疑問文 比較表
| パターン | 例 | 答え方 |
|---|---|---|
| What do you + 動詞? (何を〜?) |
What do you like? | I like soccer. |
| What + 名詞 + do you + 動詞? (何の〜を〜?) |
What sport do you like? | I like soccer. |
どちらの形でも答え方は同じ。聞き方の 絞り込みの度合いが違うだけ。
練習問題
英語で使えるようにする練習
この単元は、説明を読んで終わりにすると定着しません。次の型を、主語・時・目的語を入れ替えながら声に出してください。
What do you like?
What is this?
What sport does he play?
- What の後ろにすぐ日本語の語順を置かない。
- 一般動詞なら do / does、be動詞なら is / are を使う。
- does を使ったら動詞は原形。
この章でつまずきやすいところ
What疑問文を読むときは、語順と「聞きたい範囲」がカギ。本文を追う途中で日本語の感覚に引っ張られたり、Yes/No疑問文と混同したりしがちな迷い場面を整理します。
What の後ろをそのまま日本語の語順で並べてしまう
- つまずく場面:「あなたは何をしますか?」を英語にしようとした瞬間に、頭の中で「あなた=you」「何を=what」「する=play」と並べ、What you play? と書きそうになる。本文の What do you play? と見比べて「do が要るのか要らないのか」で固まる。
- 克服のコツ:位置関係で見分ける。What の後ろは「普通の疑問文の語順」がそのまま続く、と覚える。つまり What + 〔Do you play?〕 の組み立て。先に Yes/No疑問文 Do you play? を作り、頭に What を載せる手順なら、do が抜ける事故を防げる。
- ミニ例:Do you play? に What を足して → What do you play? 同じ手順で Do you like? → What do you like?
What do you play? に Yes / No で答えそうになる
- つまずく場面:本文の対話 What do you play? を読みながら、形が Do you 〜? に似ているので、つい「Yes, I do.」と答える練習問題を書きそうになる。「何を」を聞かれているのに、Yes/No疑問文のクセが抜けず、答えの一行目で手が止まる。
- 克服のコツ:因果関係で整理する。What で始まる文は「何を/何が」という具体的な中身を求めている。だから答えも具体名でなければ意味がかみ合わない。Yes/No で返せるのは Do you 〜? の文だけ、と役割を切り分けて覚える。
- ミニ例:What do you play? の答えは I play tennis. Yes, I do. は不可。What do you want? なら I want a new bag.
What do you 〜? と What + 名詞 + do you 〜? を同じ意味だと思い込む
- つまずく場面:本文に What do you like? と What sport do you like? が並んで出てきたところで、「どちらも『何が好き?』では?」と混乱する。練習問題で「何のスポーツが好き?」を訳すときに、つい What do you like? と書いてしまい、sport を入れる場所が分からなくなる。
- 克服のコツ:見分け方は「聞きたい範囲が広いか狭いか」。広く全部から聞くなら What do you 〜?、ジャンルを絞って聞くなら What + 名詞 を頭に置く。名詞は do you の前に入れる、と位置を固定すれば迷わない。
- ミニ例:広く聞く:What do you like?(何が好き?) 範囲を絞る:What sport do you like?(何のスポーツが好き?)
do を使った疑問文なのに動詞に s をつけてしまう
- つまずく場面:誤りなおし問題で What do you plays? を読み、「主語に合わせて動詞を変える」と習った記憶から「plays が正しいのでは」と迷う。三単現の s と疑問文の動詞原形のルールがごちゃ混ぜになり、消しゴムで何度も書き直す。
- 克服のコツ:時系列で確認する。疑問文では do/does が先に主語の人称・時制を引き受けるので、後ろの動詞は原形に戻す。do を置いた時点で動詞の仕事は終わり、と順序で覚えると s をつける事故が止まる。
- ミニ例:誤:What do you plays? → 正:What do you play? 三単現でも 誤:What does he plays? → 正:What does he play?
- あなたは何のスポーツが好きですか。 ── ( like / sport / do / what / you )?
- あなたは何を勉強しますか。 ── ( study / what / you / do )?
- あなたは何の食べ物がほしいですか。 ── ( want / food / what / you / do )?
答えを見る
(1) What sport do you like?
(2) What do you study?
(3) What food do you want?
- What do you play?(tennis)
- What sport do you like?(baseball)
- What color do you want?(red)
答えを見る
(1) I play tennis.
(2) I like baseball.
(3) I want red.(または I want a red one. なども可)
- I play soccer. ── あなたは何をしますか?
- I like music. ── あなたは何が好きですか?
- I study English. ── あなたは何の教科を勉強しますか?
答えを見る
(1) What do you play?
(2) What do you like?
(3) What subject do you study?(What do you study? でも可)
- What you like?
- What do you plays?
- What sport you do like?
答えを見る
(1) What do you like? ── do が抜けている。
(2) What do you play? ── do の後ろの動詞は原形。s をつけない。
(3) What sport do you like? ── 語順が逆。「do you」の順。
- あなたは何が好きですか。
- これは何ですか。
- 彼は何のスポーツをしますか。
答えを見る
(1) What do you like?
(2) What is this?
(3) What sport does he play?
まとめ
- Yes/No で答える疑問文と、具体的に答える疑問文(What疑問文)は別物。
- パターン①:What do you + 動詞?(何を〜?)── 例 What do you play?
- パターン②:What + 名詞 + do you + 動詞?(何の〜を〜?)── 例 What sport do you play?
- What のあとは 普通の疑問文の語順(do you + 動詞)が続く。
- 動詞は 原形のまま。s をつけない。
- What疑問文の答えは Yes/No ではなく具体的な内容で。
もっと知る ── 発展・実生活(出典つき)
※ 教科書の内容に、信頼できる出典をもとにした発展・実生活・時事の話題を補足しています(教科書そのものではありません)。
ニュースの「5W1H」にも What が入っている実生活
新聞やニュースでは、出来事を正しく伝えるために「いつ・どこで・だれが・何を・なぜ・どのように」という6つの要素をそろえます。これを5W1Hと呼び、What(何を)はその中心の一つです。英語の What 疑問文を学ぶことは、情報を取り出す世界共通の考え方を学ぶことにもつながります。
What はYes/Noで終わらせない「情報を引き出す」言葉発展
英語では what, who, when, where, why, how などを question words(疑問詞)と呼びます。これらで始まる疑問文は Yes/No では答えられず、必ず具体的な情報を返す必要があります。だから What do you like? には I like soccer. のように中身を答えるのです。
英語は国連の公用語の一つ発展
国際連合(国連)には、アラビア語・中国語・英語・フランス語・ロシア語・スペイン語の6つの公用語があり、英語はその一つです。世界の代表が集まる会議でも英語が使われ、What で始まる質問のような基本表現が世界中の人とのやり取りを支えています。
英語は「国際共通語」と位置づけられている発展
文部科学省は、英語を「国際共通語」と位置づけ、世界の人とやり取りするためのコミュニケーション能力を育てることを目標にしています。What do you like? のような簡単な質問でも、相手のことをたずねて会話を広げる第一歩になります。
What の疑問文は会話を広げるきっかけになる実生活
What sport do you like? のように範囲をしぼってたずねると、相手の好みや得意なことを引き出せます。Yes/Noだけの質問よりも会話が続きやすく、初めて会った人とでも話を深められます。たずねたい中身を先に決めるのが上手な質問のコツです。
