近い「これ」と遠い「あれ」
近いThis is + 名詞 ── これは〜です
遠いThat is + 名詞 ── あれは〜です
例文:
- This is my book. ── これは私の本です。
- This is a cat. ── これは猫です。
- That is my house. ── あれは私の家です。
- That is a beautiful flower. ── あれはきれいな花です。
be動詞の3つ目 ── is が登場
これまで be動詞は am(I)と are(You)の2つを使ってきました。Lesson 3 では3つ目、is が登場します。
Iam
Youare
それ以外is(this / that / he / she / it / Mark / a cat など)
「I」と「You」以外の主語はすべて is を使う、と覚えればOK。これが 3人称単数と呼ばれる範囲です。
短縮形 ── that is → that's
会話では短くしてしまうのが普通です。
①that is → that's
②he is → he's
③she is → she's
④it is → it's
- that is → that's はあるが、this is → this's はない。
- this is は2語のままで使う。
否定文:is の後ろに not
be動詞の否定文の作り方は am, are と同じ。is の後ろに not を入れます。
普通This is my book.
否定This is not my book.
短縮This isn't my book.
- That is not my house. ── あれは私の家ではない。
- This isn't a cat. ── これは猫ではない。
- She isn't Hana. ── 彼女は花ではない。
疑問文:Is を文の先頭に
am や are と同じパターン。Is を文の先頭に置きます。
普通This is your book.
疑問Is this your book? ── 主語と is を入れ替える
Is this ...? に答える
- はい → Yes, it is.
- いいえ → No, it is not.(または No, it isn't. / No, it's not.)
- 聞かれたものは this だが、答えるときは it(それ)に置きかえる。
- これは英語の作法。「すでに話題に出たもの」は it で受ける。
- Yes, it is. / No, it isn't. をワンセットで覚える。
What疑問文:「これは何ですか?」
「何?」と聞きたいときは、What is + 主語 の語順。
①What is this? ── これは何ですか?
②What is that? ── あれは何ですか?
What is は短縮して What's と書くことも。
例文と答え方
- What is this? ── これは何ですか?
── It's a koala.(コアラです) - What's that? ── あれは何ですか?
── It's a temple.(寺です)
答えるときは、Yes/No疑問文と同じく it で受けます。
he / she / it も is で受ける
this/that だけでなく、人を表す he(彼)/she(彼女)/it(それ)も is とセットです。
- He is Mark. ── 彼はマークです。
- She is Hana. ── 彼女は花です。
- It is a cat. ── それは猫です。
- Mark is kind. ── マークは親切です。(人名も is)
be動詞 まとめ表(am, are, is)
| 主語 | be動詞 | 短縮形 |
|---|---|---|
| I | am | I'm |
| You | are | You're |
| He / She / It | is | He's / She's / It's |
| This / That | is | That's(This is には短縮なし) |
| 人名・物の名前(単数) | is | Mark's など |
練習問題
英語で使えるようにする練習
この単元は、説明を読んで終わりにすると定着しません。次の型を、主語・時・目的語を入れ替えながら声に出してください。
This is my bag.
That is a temple.
Is this your notebook?
- this は近いもの、that は遠いもの。
- This your pen. と is を抜かない。
- 疑問文では Is this ...? と is を前へ出す。
この章でつまずきやすいところ
Lesson 3 を読みながら「is が来るのか are が来るのか」「答えるとき this のままでいいのか」と迷う場面が多い単元です。本文や例文を追っている最中に立ち止まりやすい4つの迷いを取り上げ、見分け方のコツとミニ例で整理します。
this の be動詞を are と思い込んでしまう
- つまずく場面:本文の This ( ) my book. の空所を読んでいる途中、「You are と習ったから are かな」と迷う場面。this は1つだけど「これは」と訳すので are を選びたくなり、is がすっと出てこない。
- 克服のコツ:主語が I と You 以外なら is、という位置関係で覚えるとブレません。I → am、You → are、それ以外(this / that / he / she / it / 人名)→ is。this は数ではなく「I・You グループの外側」と見て is を選びます。
- ミニ例:This is my book.(これは私の本です)/ That is a temple.(あれはお寺です)/ Mark is kind.(マークは親切です)── どれも主語が I・You ではないので is。
this is を this's と短縮してしまう
- つまずく場面:教科書で that's / he's / she's / it's を見たあと、英作文の途中で「じゃあ This is my bag. も This's my bag. でいい?」と迷う場面。並びがそろっているように見えて短縮したくなる。
- 克服のコツ:短縮できる組み合わせは決まった形だけと覚えます。見分け方:that's / he's / she's / it's はあるが、this is は2語のまま。例外として位置で記憶し、this を見たら短縮しないと決めておくと迷いません。
- ミニ例:○ That's my house. / ○ It's a cat. / × This's my bag. ── 正しくは This is my bag. のまま2語で書く。
Is this 〜? に Yes, this is. と答えてしまう
- つまずく場面:Is this a pen? を読んで答えを書く途中、「聞かれたのは this だから Yes, this is. でいいかな」と手が止まる場面。質問文の単語をそのまま使いたくなる。
- 克服のコツ:英語では一度話題に出たものは it で受ける、という因果関係で整理します。質問の this/that は「指す動作」、答えの段階では「もう話題に出たもの」になるので it に置きかわります。Yes, it is. / No, it isn't. をワンセットで覚えましょう。
- ミニ例:Is this a pen? ── Yes, it is. / Is that your house? ── No, it isn't. ── 主語は this/that から it へバトンタッチする。
What is this? の語順を What this is? と書いてしまう
- つまずく場面:「これは何ですか?」を英作文する途中、What と this と is を並べる順番で迷う場面。日本語の「これは何ですか」の語順につられて What this is? と書いてしまいたくなる。
- 克服のコツ:疑問文ではbe動詞を主語の前に出すという位置関係を守ります。手順は、(1)聞きたいことを What に置きかえる → (2)is を前へ出す → (3)最後に主語 this を置く。What + is + 主語? の3段の順番で確認すると語順崩れを防げます。
- ミニ例:○ What is this? ── It's a koala. / ○ What is that? ── It's a temple. / × What this is? は語順ミス。
- This ( ) my book.
- That ( ) a beautiful flower.
- I ( ) Hana.
- You ( ) kind.
- She ( ) my sister.
答えを見る
(1) is(this は3人称単数)
(2) is(that も3人称単数)
(3) am(I のときは am)
(4) are(You のときは are)
(5) is(She は3人称単数)
- This is your book.
- That is a cat.
答えを見る
(1) This is your book.
- 否定:This is not your book.(This isn't your book.)
- 疑問:Is this your book?
(2) That is a cat.
- 否定:That is not a cat.(That isn't / That's not a cat.)
- 疑問:Is that a cat?
- Is this a pen?(Yes)
- Is that your house?(No)
- What is this?(a tomato)
答えを見る
(1) Yes, it is.
(2) No, it isn't.(No, it is not. / No, it's not.)
(3) It is a tomato.(短縮:It's a tomato.)
- This are my book.
- What this is?
- Yes, this is.(Is this a pen? への答え)
答えを見る
(1) This is my book. ── this の be動詞は is。
(2) What is this? ── 疑問文では「is + 主語」の順。
(3) Yes, it is. ── 答えるときは this を it に置きかえる。
- これは私のかばんです。
- あれはお寺です。
- これはあなたのノートですか。
答えを見る
(1) This is my bag.
(2) That is a temple.
(3) Is this your notebook?
まとめ
- this = 近い物・人、that = 遠い物・人。両方とも主語のとき be動詞は is。
- be動詞は3つの形:I → am、You → are、それ以外(he/she/it/this/that/人名)→ is。
- 短縮形:that's, he's, she's, it's。this is には短縮形がない。
- 否定:is + not(短縮 isn't)。例 This is not my book.
- 疑問:Is を先頭に。例 Is this your book?
- 応答:Yes, it is. / No, it isn't.(this/that は it で受ける)。
- 「これは何?」は What is this?。答えは It is + 名詞.。
もっと知る ── 発展・実生活(出典つき)
※ 教科書の内容に、信頼できる出典をもとにした発展・実生活・時事の話題を補足しています(教科書そのものではありません)。
日本語は「こ・そ・あ」の3段階、英語は this / that の2段階発展
英語では近いものを this、遠いものを that と2つで指し分けますが、日本語は「これ(近称)・それ(中称)・あれ(遠称)」の3段階に分かれます。とくに「それ」は相手に近いものを指すなど、距離だけでなく話し手と聞き手の領域でも使い分けます。だから英語に直すとき、日本語の「それ」が this になるか that になるかは場面で変わります。
4月23日は国連が定めた「英語デー」実生活
国際連合は、6つの公用語それぞれに記念日を設け、英語の日(English Language Day)を4月23日としています。これは英語に多くの新しい言葉や表現を生み出した劇作家シェイクスピアの誕生日・命日とされる日にちなんでいます。あなたが習う This is や What is も、その長い英語の歴史につながっています。
英語は国連の6つの公用語のひとつ実生活
国際連合の公用語は、アラビア語・中国語・英語・フランス語・ロシア語・スペイン語の6言語です。世界中の国の代表が会議で話し合うとき、英語はその橋渡しをする大切な言葉のひとつになっています。中1で学ぶ基本の文も、世界とつながるための第一歩です。
「It's a koala.」のコアラは今、絶滅の危機にある実生活
What is this? — It's a koala. の例文に出てくるコアラは、オーストラリア東部から南東部の森にすんでいます。森林火災や森の伐採などで数が減り、2022年にオーストラリア政府はクイーンズランド州などのコアラを「絶滅危惧種(EN)」に指定しました。英語の例文に出る動物が、実は守るべき生き物だと知ると学びが深まります。
「It's a temple.」── 日本には約7万7千のお寺がある実生活
What is that? — It's a temple. のように、お寺は外国の人に説明する機会が多い身近な文化です。文化庁の宗教統計調査によると、日本国内の寺院の数は約7万7千にのぼります。海外から来た人に This is a temple. と紹介できると、習った英語がそのまま役に立ちます。
