Who is ...? ──「だれ?」と聞く疑問文
問Who is that boy? ── あの男の子は誰?
答He is Mark.(彼はマークです)
問Who is she? ── 彼女は誰?
答She is my sister.(彼女は私の姉妹です)
What疑問文と作り方は同じ。What を Who に置きかえるだけ。
- What is this? ── これは何?(物を聞く)
- Who is this? ── この人は誰?(人を聞く)
- 同じ this でも、聞いている対象が 物か人かで疑問詞が変わる。
代名詞 ── 同じ人を何度も呼ばないための言葉
男性he(彼は)── Mark, my brother, my father など男性を受ける
女性she(彼女は)── Hana, my sister, my mother など女性を受ける
物it(それは)── 動物・物・抽象的なもの
主語のときと目的語のときで形が変わる
ここが中1英語の最初の難所です。同じ「彼」でも、文の中での位置によって形が変わります。
主語He is Mark.(彼はマーク)── 「〜は」
目的I like him.(私は彼が好き)── 「〜を」
「彼が」のときは he、「彼を」のときは him。日本語の「が/は/を」に近い区別ですが、英語ではしっかり 形そのものを変えます。
主語と目的語の代名詞 一覧
| 日本語 | 主語(〜は・〜が) | 目的語(〜を・〜に) |
|---|---|---|
| 私 | I | me |
| あなた | you | you(同じ) |
| 彼 | he | him |
| 彼女 | she | her |
| それ | it | it(同じ) |
| 私たち | we | us |
| 彼ら・彼女たち | they | them |
you と it は主語でも目的語でも同じ形。それ以外の代名詞は形が変わる。
例文で確認
主語のとき
- He is my friend. ── 彼は私の友だち。
- She plays tennis. ── 彼女はテニスをする。
- They are my classmates. ── 彼らは私のクラスメート。
目的語のとき
- I know him. ── 私は彼を知っている。
- I like her. ── 私は彼女が好き。
- I see them. ── 私は彼らが見える。
- Help me! ── 助けて!(私を助けて)
- like のような 一般動詞のあとは目的語の形を使う。
- 「I like he.」は誤り。正しくは I like him.(彼を)。
- 同様に「I see she.」もNG。I see her.(彼女を)。
所有格(〜の)── 持ち主を表す形
「彼の本」「彼女の名前」のように 「〜の」と言いたいときは、また別の形になります。中1で出てくる主なものは:
私のmy(my book)
あなたのyour(your bag)
彼のhis(his name)
彼女のher(her book)
私たちのour(our school)
彼らのtheir(their team)
- I like her. ── 私は 彼女を 好き(目的語)
- This is her book. ── これは 彼女の 本(所有格)
- 同じ her だが、後ろに名詞があるかないかで意味が分かれる。
- 後ろに名詞 → 「彼女の」、後ろに何もない → 「彼女を」。
〜self(再帰代名詞)── 自分自身を指す形
| 主語 | 再帰代名詞 |
|---|---|
| I | myself(私自身) |
| you | yourself(あなた自身) |
| he | himself(彼自身) |
| she | herself(彼女自身) |
| it | itself(それ自身) |
| we | ourselves(私たち自身) |
| you(複数) | yourselves(あなたたち自身) |
| they | themselves(彼ら自身) |
単数は -self、複数は -selves で終わる規則がある。
She looked at herself in the mirror.(彼女は鏡で自分自身を見た)
I hurt myself yesterday.(私は昨日けがをした=自分自身を傷つけた)
→ 主語 she と目的語が同じ人物なので her ではなく herself を使う。
by myself(ひとりで、だれの助けも借りずに) ── I did it by myself.(私はひとりでそれをした)
Help yourself.(ご自由にどうぞ) ── 食べ物や飲み物をすすめるときの決まり文句。
enjoy oneself(楽しむ) ── We enjoyed ourselves at the party.(私たちはパーティーで楽しんだ)
練習問題
英語で使えるようにする練習
この単元は、説明を読んで終わりにすると定着しません。次の型を、主語・時・目的語を入れ替えながら声に出してください。
Who is that boy?
He is my brother.
I know her.
- he/she は主語、him/her は目的語。
- Who is he? は「彼はだれ?」。
- I know she. ではなく I know her.
この章でつまずきやすいところ
Who is や him/her が出てきた瞬間、頭の中で日本語の「は/が/を/の」を辿りはじめて手が止まる──そんな読み途中の迷いをほどく場面集です。本文中の He / him / her を順番に追いながら、どこでブレやすいかを確認します。
「彼」と訳した瞬間に he と書きたくなってしまう
- つまずく場面:本文の I like him. を読みながら「私は彼が好き」と訳した直後、自分で英作文すると I like he. と書きたくなって止まる。日本語に「彼」とあるから he でいいはず、と思い込んでしまう場面。
- 克服のコツ:見分け方は位置。文の主語(動詞より前)なら he/she、like や know など一般動詞のうしろに来るときは him/her を使う。日本語の「が/は/を」より、英語の動詞の前か後ろかで形を選ぶと決めると迷いにくい。
- ミニ例:He is Mark. の he は動詞 is の前なので主語の形。I know him. の him は know の後ろなので目的語の形。
her を見ると全部「彼女を」と読みたくなってしまう
- つまずく場面:本文で I like her. を「彼女を」と訳せた直後に This is her book. が出てくる。同じ her なのに「これは彼女を本」では意味が通らず、ここで読みが止まってしまう場面。
- 克服のコツ:見分け方はher のうしろに名詞があるかどうか。うしろが名詞(book, name など)なら「彼女の」(所有格)、うしろに何もない/文の最後なら「彼女を」(目的語)。位置で意味が決まると覚えておくと、訳が二択で迷わない。
- ミニ例:I like her. の her は文末で名詞なし → 「彼女を」。This is her book. は her のうしろに book → 「彼女の本」。
Who is ...? に Yes/No で答えたくなってしまう
- つまずく場面:本文の Who is that boy? を読んで、つい Is this ...? や Are you ...? と同じ感覚で「Yes, he is. と答えるのかな」と考えてしまい、答え方が浮かばず止まる場面。
- 克服のコツ:ポイントは疑問詞。Who は「だれ」と人の中身を聞く言葉なので、Yes/No では答えになっていない。He is ~. / She is ~. の形で人名や関係(my sister など)を返す。What is this? に「これは~です」と答えるのと同じ流れ。
- ミニ例:Who is that boy? には Yes ではなく He is Mark.。Who is she? には She is my sister.(短縮形なら She's my sister.)。
日本語の語順のまま訳しはじめてしまう
- つまずく場面:「私は彼を知っています」を英語にしようとして、日本語の順に「私は=I、彼を=him、知って=know」と並べ、I him know. と書いてから違和感を覚えて止まる場面。
- 克服のコツ:整理の順は「だれが → どうする → だれを/何を」。英語は主語のすぐ後ろに動詞が来て、目的語はそのあと。日本語の「を」が先に出てきても、英語に直すときは動詞を先に置くと決めておくと語順が崩れにくい。
- ミニ例:「私は彼を知っています」→ だれが=I / どうする=know / だれを=him の順で I know him.。
- ( ) is my brother.(彼は私の兄です)
- I like ( ).(私は彼女が好きです)
- Do you know ( )?(あなたは彼を知っていますか)
- ( ) is from London.(彼女はロンドン出身です)
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(1) He(主語)
(2) her(like の目的語)
(3) him(know の目的語)
(4) She(主語)
- I like Hana.
- Mark is my friend.
- Do you know my brother?
- I see Hana and Riku.
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(1) I like her.(Hana = 女性、目的語 → her)
(2) He is my friend.(Mark = 男性、主語 → He)
(3) Do you know him?(my brother = 男性、目的語 → him)
(4) I see them.(複数の人、目的語 → them)
- Who is that boy?(マークだと答える)
- Who is she?(自分の妹だと答える)
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(1) He is Mark.(短縮:He's Mark.)
(2) She is my sister.(She's my sister.)
- I like he.
- Him is my brother.
- This is she book.
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(1) I like him. ── 目的語のときは him。
(2) He is my brother. ── 主語のときは He。
(3) This is her book. ── 「彼女の」は her。
- あの女の人はだれですか。
- 彼は私の友だちです。
- 私は彼女を知っています。
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(1) Who is that woman?
(2) He is my friend.
(3) I know her.
まとめ
- Who is ...? で「〜は誰?」を聞く。What疑問文と作り方は同じ。
- 答えは He is .../She is ... の形で人名や関係を伝える。
- 代名詞は文の中の位置で形が変わる:主語 he / 目的語 him、主語 she / 目的語 her。
- you / it は主語でも目的語でも同じ形。
- 所有格「〜の」:my, your, his, her, our, their。後ろに名詞が来る。
- her は「彼女を(目的語)」「彼女の(所有格)」の2つの意味を持つので注意。
- 再帰代名詞(〜self/〜selves):主語と目的語が同じ人のとき使う(myself, herselfなど)。by myself「ひとりで」、Help yourself.「ご自由にどうぞ」などの慣用表現もある。
もっと知る ── 発展・実生活(出典つき)
※ 教科書の内容に、信頼できる出典をもとにした発展・実生活・時事の話題を補足しています(教科書そのものではありません)。
he/him だけじゃない──英語の代名詞は昔の「格」の名残発展
英語の名詞は、文の中での役割が変わってもほとんど形が変わりません。でも代名詞だけは I/me、he/him のように形が変わります。これは古い英語(古英語)が持っていた「格(かく)」というしくみが、代名詞にだけ強く残っているためです。
なぜ you と it だけ形が変わらないの?発展
教科書の表で you と it は主語でも目的語でも同じ形でした。実は英語全体の流れとして、代名詞も少しずつ形の区別を失ってきています。he/him や she/her のように区別が残っているものもあれば、you と it のように主語と目的語が同じになったものもあるのです。
性別が分からない人をさすときの they実生活
「だれかが かさを忘れた」のように相手が男性か女性か分からないとき、英語では he や she の代わりに they を1人に対しても使えます。この使い方は14世紀ごろから英語にあり、メリアム・ウェブスター辞典や報道のAP通信のルールでも認められています。
Who にも目的語の形 whom がある発展
this 単元で習う who は人をたずねる言葉ですが、目的語のときは whom という形があります。he/she で答えられるなら who、him/her で答えられるなら whom、と覚えられます。ただし whom はかたい言い方で、ふだんの会話では who を使うのがふつうです。
who は人専用の疑問詞発展
What「何」が物をたずねるのに対し、who は主に人をたずねるための言葉です。who, what, when, where, why, how は情報を引き出すための疑問詞で、who はその中で「だれ」を聞く役割を担っています。
him/her は動詞や前置詞のあとで使う実生活
I like him. のように、目的語の形(him, her, me など)は動詞のあとに置きます。さらに for me(私のために)や with her(彼女と)のように、前置詞のあとでも目的語の形を使います。「主語の形は文の先頭、目的語の形は動詞や前置詞のあと」と場所で見分けましょう。
