過去形と過去進行形のちがい
過去形I skied. ── スキーをした(行為がすんでいる・点)
過去進行I was skiing. ── スキーをしていた(その時点で進行中・線)
イメージは:
- 過去形 = 「点」:「やった」と一括りにする。
- 過去進行形 = 「線」:「ある瞬間に進行中だった」を切り取る。
作り方は現在進行形と同じ
現在進行I am playing. ── 今プレイ中
過去進行I was playing. ── そのときプレイ中だった
現在進行They are running. ── 今走っている
過去進行They were running. ── そのとき走っていた
be動詞を am/is → was、are → were に変えるだけ。動詞ing の作り方は現在進行形と同じです。
例文で感覚をつかむ
- I was watching TV at 8 p.m. ── 私は午後8時にテレビを見ていた。
- She was reading a book then. ── 彼女はそのとき本を読んでいた。
- They were playing soccer. ── 彼らはサッカーをしていた。
- It was raining yesterday morning. ── 昨日の朝は雨が降っていた。
- Mark was studying when I came home. ── 私が家に帰ったとき、マークは勉強していた。
過去進行形を使うべきとき
①具体的な時刻のとき:at 7 p.m., at that time, then
②別の出来事が起きた瞬間:when ... のとき
③2つの動作が同時進行:while ... の間に
例:
- I was sleeping at 11 p.m.(午後11時に寝ていた)
- She was cooking when I came home.(私が家に帰ったとき、彼女は料理をしていた)
- I was studying while he was watching TV.(彼がテレビを見ている間、私は勉強していた)
否定文:was/were の後ろに not
普通I was sleeping.
否定I was not sleeping.(短縮:I wasn't sleeping.)
普通They were playing.
否定They were not playing.(They weren't playing.)
疑問文:was/were を文の先頭に
普通You were reading.
疑問Were you reading?
普通It was raining.
疑問Was it raining?
応答
- はい → Yes, 主語 + was/were.
- いいえ → No, 主語 + wasn't/weren't.
What/Where + 過去進行形
What や Where と組み合わせて、より具体的に聞くことも。
- What were you doing at 8 p.m.? ── 午後8時に何をしていた?
── I was watching TV.(テレビを見ていた) - Where were you going? ── どこへ行っていたの?
── I was going to the library.(図書館へ向かっていた)
4つの「時制」総整理
Lesson 8 までに学んだ動詞の4つの時制を整理します。
| 時制 | かたち | 意味 | 例 |
|---|---|---|---|
| 現在 | play (s) | いつもの行為 | I play tennis. |
| 現在進行 | am/is/are + ing | 今〜している | I am playing tennis. |
| 過去 | played / went | 過去にした | I played tennis. |
| 過去進行 | was/were + ing | 過去に〜していた | I was playing tennis. |
練習問題
英語で使えるようにする練習
この単元は、説明を読んで終わりにすると定着しません。次の型を、主語・時・目的語を入れ替えながら声に出してください。
I was studying then.
They were playing soccer.
What were you doing?
- 過去のある時点で「していた」動作。
- was/were を忘れない。
- when の文と組み合わせて使うことが多い。
この章でつまずきやすいところ
過去進行形は「was/were + 動詞ing」で過去のある瞬間にしていたことを表します。読んでいる途中に「過去形と何が違う?」「主語に合わせる be動詞は?」と止まりやすい場面を、3つの迷いに分けて整理します。
「skied」と「was skiing」を同じ意味と思い込んでしまう
- つまずく場面:本文の「I skied.」と「I was skiing yesterday.」を読み比べていて、どちらも「過去」なので同じ意味に見えてしまう。日本語で「スキーをした/していた」と訳し分けても、英語の形のちがいが何を表すのか手が止まる場面。
- 克服のコツ:時系列の切り取り方で見分けます。過去形は「やった」と過去の出来事を1つの点として一括りにする形、過去進行形は「そのとき進行中だった」と過去の一瞬を線として切り取る形です。時刻や「〜のとき」が文中にあるかを目印にすると判断しやすくなります。
- ミニ例:I skied.(スキーをした=点)/I was skiing yesterday.(昨日スキーをしていた=線)── 昨日のある瞬間に進行中だったことを切り取っています。
She に were、They に was をつけてしまう
- つまずく場面:「She ___ reading a book at 10 p.m.」の空所を埋めようとして、be動詞の現在形 is/are は分かるのに、過去形に切り替えた瞬間に was と were のどちらだったか分からなくなる。主語を見ずに直前の語感で選びそうになる場面。
- 克服のコツ:主語と be動詞の対応関係で決めます。I / he / she / it など単数の主語には was、you / we / they など複数(と you)には were を置きます。現在形の am/is が was に、are が were に変わるだけ、と対応で覚えると迷いません。
- ミニ例:She was reading a book at 10 p.m.(She は単数 → was)/They were running in the park.(They は複数 → were)
ing を忘れて「was play」と書いてしまう
- つまずく場面:英作文で「私は5時にサッカーをしていた」を英語にしようとして、「was」まで書いた段階で安心し、続く動詞をそのまま「play」と書いてしまう。読み返しても日本語で意味は通るので、どこが足りないのか気づきにくい場面。
- 克服のコツ:過去進行形の語順を「主語 + was/were + 動詞ing」のセットで確認します。was/were は単独では「〜していた」の意味を作れず、必ず動詞ing とペアで使います。書いたあと、be動詞の右どなりに ing がついているかを必ず一度見直すクセをつけます。
- ミニ例:誤: I was play soccer at 5 p.m. → 正:I was playing soccer at 5 p.m.(was の右に必ず -ing 形)
「電話してきた瞬間」と「勉強していた時間」を同じ形にしてしまう
- つまずく場面:本文の「I was studying when you called me.」を読んでいて、when の前と後ろの動詞をどちらも過去進行形にしようとしてしまう。日本語訳だけ追うと、どちらも「過去のこと」なので形を区別する理由が見えなくなる場面。
- 克服のコツ:「線」と「点」の関係で整理します。背景として続いていた動作(線)が過去進行形、その途中で起きた一瞬の出来事(点)が過去形です。教科書では「when の文と組み合わせて使うことが多い」と説明されており、線の中に点が入り込むイメージで見分けます。
- ミニ例:I was studying(線:勉強中) when you called me.(点:電話の瞬間)── 勉強の途中に電話が割り込むイメージ。
- I play soccer. (then を加えて)
- She reads a book. (at 10 p.m. を加えて)
- They run in the park. (at that time を加えて)
答えを見る
(1) I was playing soccer then.
(2) She was reading a book at 10 p.m.
(3) They were running in the park at that time.
- I was watching TV.
- They were playing baseball.
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(1) I was watching TV.
- 否定:I was not watching TV.(I wasn't watching TV.)
- 疑問:Were you watching TV?(主語が I の疑問文は通常 You で)
(2) They were playing baseball.
- 否定:They were not playing baseball.(They weren't playing baseball.)
- 疑問:Were they playing baseball?
- Were you reading a book?(Yes)
- Was she sleeping?(No)
- What were you doing?(playing tennis)
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(1) Yes, I was.
(2) No, she wasn't.
(3) I was playing tennis.
- I was play soccer at 5 p.m.
- She were reading a book.
- They was running in the park.
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(1) I was playing soccer at 5 p.m. ── -ing をつける。
(2) She was reading a book. ── She は単数なので was。
(3) They were running in the park. ── They は複数なので were。
- 私はその時、勉強していました。
- 彼らはサッカーをしていました。
- あなたは何をしていましたか。
答えを見る
(1) I was studying then.
(2) They were playing soccer.
(3) What were you doing?
まとめ
- 過去進行形= was/were + 動詞ing。「過去のある時点に〜していた」を表す。
- 過去形(点)と過去進行形(線)の違い。「やった」と「やっている最中だった」のちがい。
- 主語による be動詞の使い分け:I/he/she/it → was、You/we/they → were。
- 否定:was/were + not(短縮 wasn't/weren't)。
- 疑問:Was/Were を文の先頭に。応答 Yes, 主語 + was/were. / No, 主語 + wasn't/weren't.
- 具体的な時刻(at 8 p.m.)や、別の出来事が起きた瞬間(when ...)と一緒に使うとぴったりはまる。
- What/Where と組み合わせて「何をしていた/どこに向かっていた」も聞ける。
もっと知る ── 発展・実生活(出典つき)
※ 教科書の内容に、信頼できる出典をもとにした発展・実生活・時事の話題を補足しています(教科書そのものではありません)。
「〜していたとき…が起きた」を言うときの形実生活
英語では、続いていた長めの動作を過去進行形(was/were + -ing)で表し、その途中で起きた短い出来事を過去形で表します。たとえば「I was watching TV when she called.(私がテレビを見ていたとき、彼女が電話してきた)」のように、when の後ろには起きた出来事を、進行形の側には続いていた動作を置くのが基本です。
物語の「背景」を描くのに使われる発展
過去進行形は、物語や体験談で、ある場面の背景や状況を表すのにも使われます。「The sun was shining and the birds were singing.(太陽が輝き、鳥が鳴いていた)」のように、出来事が起きる前の情景を「動きの続いている線」として描くことができます。何が起きたか(過去形)と、そのとき周りで続いていたこと(過去進行形)を組み合わせると、場面が生き生きと伝わります。
「be + -ing」が表すのは「進行中・未完了」発展
英語の進行形は be動詞と動詞の-ing形(現在分詞)を組み合わせて作り、その時点で進んでいて、まだ終わっていない動作を表します。だから過去進行形 was/were + -ing は「過去のある時点で進行中だった(=まだ終わっていなかった)」という意味になり、「もう終わった」を表す過去形とニュアンスが分かれるのです。
-ing の語尾は昔ふたつの形が合わさってできた発展
進行形の -ing は、最初からこの形だったわけではありません。中英語(中世の英語)の時代に、動詞につく古い分詞語尾 -ende と、別の語尾 -unge が音の変化で同じ -ing に合流しました。この合流のあと、英語で進行形が一気に使われるようになったと考えられています。
日本語の「〜ている」と英語の進行形のちがい発展
日本語は進行中の動作も状態が続いていることも、同じ「〜ている」で表せます。一方、英語の進行形は be + -ing で「動作が進んでいる」ことを中心に表すため、日本語の「〜ている」がいつも英語の -ing になるとは限りません。だから訳すときは、その「〜ている」が「今まさに進行中」なのか「状態」なのかを考える必要があります。
