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中学生の学習ノート教科書をもう一段くわしく

過去進行形 ── was/were + ing で「〜していた」

「I was skiing yesterday.(私は昨日スキーをしていた)」── これが 過去進行形です。be動詞の過去形 was/were + 動詞 ing で、過去のある瞬間にしていたことを表します。I skied.(スキーをした=過去形)と I was skiing.(スキーをしていた=過去進行形)── 同じ過去でも、「点」か「線」かでニュアンスが変わります。

過去形と過去進行形のちがい

2つの違い

過去形I skied. ── スキーをした(行為がすんでいる・点)

過去進行I was skiing. ── スキーをしていた(その時点で進行中・線)

イメージは:

  • 過去形 = 「点」:「やった」と一括りにする。
  • 過去進行形 = 「線」:「ある瞬間に進行中だった」を切り取る。
過去進行形は「線」、その中に過去形の「点」が入る 過去 未来 今 I was studying(線=続いていた動作) when you called me(点) 続いていた動作(線)の途中に、起きた出来事(点)が割り込むイメージ
「I was studying when you called me.」──勉強していた線の途中に、電話という点が割り込みます。
用語
過去進行形(かこ しんこうけい)
was/were + 動詞ing のかたち。「過去のある時点に〜しているところだった」を表す。I was studying when you called me.(君が電話をかけてきたとき、私は勉強していた)── 「電話の瞬間」がポイント。

作り方は現在進行形と同じ

現在進行形と過去進行形の比較

現在進行I am playing. ── 今プレイ中

過去進行I was playing. ── そのときプレイ中だった

現在進行They are running. ── 今走っている

過去進行They were running. ── そのとき走っていた

be動詞を am/is → was、are → were に変えるだけ。動詞ing の作り方は現在進行形と同じです。

例文で感覚をつかむ

  • I was watching TV at 8 p.m. ── 私は午後8時にテレビを見ていた。
  • She was reading a book then. ── 彼女はそのとき本を読んでいた。
  • They were playing soccer. ── 彼らはサッカーをしていた。
  • It was raining yesterday morning. ── 昨日の朝は雨が降っていた。
  • Mark was studying when I came home. ── 私が家に帰ったとき、マークは勉強していた。

過去進行形を使うべきとき

こんなときに使う

①具体的な時刻のとき:at 7 p.m., at that time, then

②別の出来事が起きた瞬間:when ... のとき

③2つの動作が同時進行:while ... の間に

例:

  • I was sleeping at 11 p.m.(午後11時に寝ていた)
  • She was cooking when I came home.(私が家に帰ったとき、彼女は料理をしていた)
  • I was studying while he was watching TV.(彼がテレビを見ている間、私は勉強していた)

否定文:was/were の後ろに not

否定文の作り方

普通I was sleeping.

否定I was not sleeping.(短縮:I wasn't sleeping.)

普通They were playing.

否定They were not playing.(They weren't playing.)

疑問文:was/were を文の先頭に

疑問文の作り方

普通You were reading.

疑問Were you reading?

普通It was raining.

疑問Was it raining?

応答

  • はい → Yes, 主語 + was/were.
  • いいえ → No, 主語 + wasn't/weren't.

What/Where + 過去進行形

What や Where と組み合わせて、より具体的に聞くことも。

  • What were you doing at 8 p.m.? ── 午後8時に何をしていた?
    ── I was watching TV.(テレビを見ていた)
  • Where were you going? ── どこへ行っていたの?
    ── I was going to the library.(図書館へ向かっていた)

4つの「時制」総整理

Lesson 8 までに学んだ動詞の4つの時制を整理します。

時制 かたち 意味 例
現在 play (s) いつもの行為 I play tennis.
現在進行 am/is/are + ing 今〜している I am playing tennis.
過去 played / went 過去にした I played tennis.
過去進行 was/were + ing 過去に〜していた I was playing tennis.

練習問題

英語で使えるようにする練習

この単元は、説明を読んで終わりにすると定着しません。次の型を、主語・時・目的語を入れ替えながら声に出してください。

型
過去進行形の基本パターン
主語 + was/were + 動詞ing
音読して覚える例文

I was studying then.

They were playing soccer.

What were you doing?

よくあるミス
  • 過去のある時点で「していた」動作。
  • was/were を忘れない。
  • when の文と組み合わせて使うことが多い。

この章でつまずきやすいところ

過去進行形は「was/were + 動詞ing」で過去のある瞬間にしていたことを表します。読んでいる途中に「過去形と何が違う?」「主語に合わせる be動詞は?」と止まりやすい場面を、3つの迷いに分けて整理します。

「skied」と「was skiing」を同じ意味と思い込んでしまう

  • つまずく場面:本文の「I skied.」と「I was skiing yesterday.」を読み比べていて、どちらも「過去」なので同じ意味に見えてしまう。日本語で「スキーをした/していた」と訳し分けても、英語の形のちがいが何を表すのか手が止まる場面。
  • 克服のコツ:時系列の切り取り方で見分けます。過去形は「やった」と過去の出来事を1つの点として一括りにする形、過去進行形は「そのとき進行中だった」と過去の一瞬を線として切り取る形です。時刻や「〜のとき」が文中にあるかを目印にすると判断しやすくなります。
  • ミニ例:I skied.(スキーをした=点)/I was skiing yesterday.(昨日スキーをしていた=線)── 昨日のある瞬間に進行中だったことを切り取っています。

She に were、They に was をつけてしまう

  • つまずく場面:「She ___ reading a book at 10 p.m.」の空所を埋めようとして、be動詞の現在形 is/are は分かるのに、過去形に切り替えた瞬間に was と were のどちらだったか分からなくなる。主語を見ずに直前の語感で選びそうになる場面。
  • 克服のコツ:主語と be動詞の対応関係で決めます。I / he / she / it など単数の主語には was、you / we / they など複数(と you)には were を置きます。現在形の am/is が was に、are が were に変わるだけ、と対応で覚えると迷いません。
  • ミニ例:She was reading a book at 10 p.m.(She は単数 → was)/They were running in the park.(They は複数 → were)

ing を忘れて「was play」と書いてしまう

  • つまずく場面:英作文で「私は5時にサッカーをしていた」を英語にしようとして、「was」まで書いた段階で安心し、続く動詞をそのまま「play」と書いてしまう。読み返しても日本語で意味は通るので、どこが足りないのか気づきにくい場面。
  • 克服のコツ:過去進行形の語順を「主語 + was/were + 動詞ing」のセットで確認します。was/were は単独では「〜していた」の意味を作れず、必ず動詞ing とペアで使います。書いたあと、be動詞の右どなりに ing がついているかを必ず一度見直すクセをつけます。
  • ミニ例:誤: I was play soccer at 5 p.m. → 正:I was playing soccer at 5 p.m.(was の右に必ず -ing 形)

「電話してきた瞬間」と「勉強していた時間」を同じ形にしてしまう

  • つまずく場面:本文の「I was studying when you called me.」を読んでいて、when の前と後ろの動詞をどちらも過去進行形にしようとしてしまう。日本語訳だけ追うと、どちらも「過去のこと」なので形を区別する理由が見えなくなる場面。
  • 克服のコツ:「線」と「点」の関係で整理します。背景として続いていた動作(線)が過去進行形、その途中で起きた一瞬の出来事(点)が過去形です。教科書では「when の文と組み合わせて使うことが多い」と説明されており、線の中に点が入り込むイメージで見分けます。
  • ミニ例:I was studying(線:勉強中) when you called me.(点:電話の瞬間)── 勉強の途中に電話が割り込むイメージ。
問題1(書きかえ)
次の文を過去進行形に書きかえなさい。
  1. I play soccer. (then を加えて)
  2. She reads a book. (at 10 p.m. を加えて)
  3. They run in the park. (at that time を加えて)
答えを見る

(1) I was playing soccer then.

(2) She was reading a book at 10 p.m.

(3) They were running in the park at that time.

問題2(書きかえ)
次の文を、(1)否定文、(2)疑問文 に書きかえなさい。
  1. I was watching TV.
  2. They were playing baseball.
答えを見る

(1) I was watching TV.

  • 否定:I was not watching TV.(I wasn't watching TV.)
  • 疑問:Were you watching TV?(主語が I の疑問文は通常 You で)

(2) They were playing baseball.

  • 否定:They were not playing baseball.(They weren't playing baseball.)
  • 疑問:Were they playing baseball?
問題3(応答)
次の質問に、( ) 内の語を使って英語で答えなさい。
  1. Were you reading a book?(Yes)
  2. Was she sleeping?(No)
  3. What were you doing?(playing tennis)
答えを見る

(1) Yes, I was.

(2) No, she wasn't.

(3) I was playing tennis.

問題4(誤りなおし)
次の英文には1つずつまちがいがあります。直して書きなさい。
  1. I was play soccer at 5 p.m.
  2. She were reading a book.
  3. They was running in the park.
答えを見る

(1) I was playing soccer at 5 p.m. ── -ing をつける。

(2) She was reading a book. ── She は単数なので was。

(3) They were running in the park. ── They は複数なので were。

追加問題(瞬間英作文)
次の日本語を、このページの型を使って英語にしなさい。
  1. 私はその時、勉強していました。
  2. 彼らはサッカーをしていました。
  3. あなたは何をしていましたか。
答えを見る

(1) I was studying then.

(2) They were playing soccer.

(3) What were you doing?

まとめ

  • 過去進行形= was/were + 動詞ing。「過去のある時点に〜していた」を表す。
  • 過去形(点)と過去進行形(線)の違い。「やった」と「やっている最中だった」のちがい。
  • 主語による be動詞の使い分け:I/he/she/it → was、You/we/they → were。
  • 否定:was/were + not(短縮 wasn't/weren't)。
  • 疑問:Was/Were を文の先頭に。応答 Yes, 主語 + was/were. / No, 主語 + wasn't/weren't.
  • 具体的な時刻(at 8 p.m.)や、別の出来事が起きた瞬間(when ...)と一緒に使うとぴったりはまる。
  • What/Where と組み合わせて「何をしていた/どこに向かっていた」も聞ける。

もっと知る ── 発展・実生活(出典つき)

※ 教科書の内容に、信頼できる出典をもとにした発展・実生活・時事の話題を補足しています(教科書そのものではありません)。

「〜していたとき…が起きた」を言うときの形実生活

英語では、続いていた長めの動作を過去進行形(was/were + -ing)で表し、その途中で起きた短い出来事を過去形で表します。たとえば「I was watching TV when she called.(私がテレビを見ていたとき、彼女が電話してきた)」のように、when の後ろには起きた出来事を、進行形の側には続いていた動作を置くのが基本です。

出典:British Council|LearnEnglish: Past continuous

物語の「背景」を描くのに使われる発展

過去進行形は、物語や体験談で、ある場面の背景や状況を表すのにも使われます。「The sun was shining and the birds were singing.(太陽が輝き、鳥が鳴いていた)」のように、出来事が起きる前の情景を「動きの続いている線」として描くことができます。何が起きたか(過去形)と、そのとき周りで続いていたこと(過去進行形)を組み合わせると、場面が生き生きと伝わります。

出典:British Council|LearnEnglish: Past continuous

「be + -ing」が表すのは「進行中・未完了」発展

英語の進行形は be動詞と動詞の-ing形(現在分詞)を組み合わせて作り、その時点で進んでいて、まだ終わっていない動作を表します。だから過去進行形 was/were + -ing は「過去のある時点で進行中だった(=まだ終わっていなかった)」という意味になり、「もう終わった」を表す過去形とニュアンスが分かれるのです。

出典:ウィキペディア(英語版)|Continuous and progressive aspects

-ing の語尾は昔ふたつの形が合わさってできた発展

進行形の -ing は、最初からこの形だったわけではありません。中英語(中世の英語)の時代に、動詞につく古い分詞語尾 -ende と、別の語尾 -unge が音の変化で同じ -ing に合流しました。この合流のあと、英語で進行形が一気に使われるようになったと考えられています。

出典:ウィキペディア(英語版)|Continuous and progressive aspects

日本語の「〜ている」と英語の進行形のちがい発展

日本語は進行中の動作も状態が続いていることも、同じ「〜ている」で表せます。一方、英語の進行形は be + -ing で「動作が進んでいる」ことを中心に表すため、日本語の「〜ている」がいつも英語の -ing になるとは限りません。だから訳すときは、その「〜ている」が「今まさに進行中」なのか「状態」なのかを考える必要があります。

出典:ウィキペディア(英語版)|Continuous and progressive aspects