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竹取物語の解き方/コツ

『竹取物語』は日本最古の物語で、冒頭「今は昔、竹取の翁といふ者ありけり。」を題材に、古文の歴史的仮名遣い・古語・助動詞と物語の構造を読み解きます。冒頭文の現代語訳と「けり」の働き、難題と月への帰還という展開を順に押さえるのがコツです。

竹取物語 を解く・整理する5ステップ

各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。

ステップ 1:ステップ1: 冒頭文を語句ごとに区切って意味を取る

「今は昔/竹取の翁/といふ者/ありけり」のように語句ごとに分けて意味を考えます。一語ずつ訳の根拠を示せるようにすると、現代語訳がぶれません。「今は昔」は昔語りの導入、「翁」は老人の意味、と語句の役割を確認します。ここでは意味だけを押さえ、読み(仮名遣い)はステップ2で扱います。

例題:今は昔=今となっては昔のことだが/竹取の翁=竹取りをする老人/いふ者=という者/ありけり=いた・あった。
ステップ 2:ステップ2: 歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに直す

原則として、語中・語尾の「は・ひ・ふ・へ・ほ」は「わ・い・う・え・お」と読む(書く)のが基本ルールです。この原則を冒頭文に当てはめると、「いふ」は「ふ→う」で「いう」になります。読み方を答える問題では、表記のままではなく現代仮名遣いに変換できているか必ず確かめます。

例題:「今は昔、竹取の翁といふ者ありけり。」→「いまはむかし、たけとりのおきなというものありけり。」(「竹取の翁」の読みはたけとりのおきな、「いふ」→「いう」が変換ポイント)
ステップ 3:ステップ3: 助動詞「けり」の働きを押さえる

古文の物語で文末によく出る「けり」は過去(・詠嘆)を表す助動詞で、「〜た」と訳します。物語では人から聞いた昔話を語るような独特の語り口を作り、場面導入にも働きます。文末に「けり」があれば、過去の出来事として語っているサインです。

例題:ありけり→「あった・いた」/言ひけり→「言った」/使ひけり→「使っていた」。
ステップ 4:ステップ4: 場面ごとに物語の流れを追う

翁がかぐや姫を発見する場面、5人の貴公子が難題に挑んで失敗する場面、姫が月へ帰る場面、と区切って流れをつかみます。難題は「ありえない品を持ってこい」という共通点があり、結婚を断る意図だと読みます。

例題:石作の皇子=仏の御石の鉢/車持の皇子=蓬莱の玉の枝/阿倍の右大臣=火鼠の皮衣/大伴の大納言=龍の首の珠/石上の中納言=燕の子安貝。
ステップ 5:ステップ5: 現代語訳では主語や省略を補う

古語を一語ずつ置き換えるだけでなく、省略された主語や自然な語順を補って訳します。心情や筆者の考えを答えるときは、自分の感想ではなく本文中の表現を根拠にして説明することが大切です。

例題:「野山にまじりて竹を取りつつ、よろづのことに使ひけり。」→「(翁は)野山に分け入って竹を取っては、いろいろなことに使っていた。」

これだけは覚える

冒頭「今は昔」は昔語りの決まり文句、文末の「けり」は過去(・詠嘆)の助動詞。「いふ」→「いう」のように語中・語尾のハ行はワ行(ア段以外はイ・ウ・エ・オ)に直す。『竹取物語』は日本最古の物語で「物語の祖」。

よくあるつまずき

「今は昔」を「現在の話」と訳すのは誤り。「いふ」を表記のまま「いふ」と読むのは仮名遣いの変換不足。かぐや姫を普通の人間として読むと月への帰還という構造を説明できません。感想だけで答え、本文の根拠を示さないのもよくある失点です。

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出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(国語)の核となる手順と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
  • 最終更新:2026-06-27