この章で間違えやすい 3 パターン
誤答パターン 1
- ❌ よくある誤答:60℃の水100gに物質を溶けるだけ溶かした後、20℃に冷やしたとき、20℃での溶解度32gがそのまま出てくる結晶の量だと答えてしまう。
- 💡 ここがちがう:32gは「20℃で溶けたまま残っている量」であって、出てくる結晶の量ではない。出てくる結晶の量は、はじめに溶けていた量から32gを引いて求める。
- ✅ 正しい理解:水を増やせばさらに溶けるが、同じ量の水には限界(溶解度)がある。出てくる結晶の量は、はじめに溶けていた量-冷やした後の溶解度で求める。
誤答パターン 2
- ❌ よくある誤答:食塩がとけている水溶液100gに対して、「水100gあたり36gとける」という溶解度をそのまま当てはめ、あと36gとけると考えてしまう。
- 💡 ここがちがう:溶解度は「水100gあたり」の値。水溶液100gには、すでに溶けている食塩の分が含まれているので、水だけの量は100gより少なく、あと溶ける量も36gより少なくなる。
- ✅ 正しい理解:溶解度を使う計算では、水溶液ではなく「水だけ」の質量を基準にする必要がある。
誤答パターン 3
- ❌ よくある誤答:食塩水を冷やせば、どんな物質でも同じように結晶になって出てくると考えてしまう。
- 💡 ここがちがう:再結晶で出てくる量は、温度による溶解度の変化の大きさで決まる。食塩は温度が変わっても溶解度がほとんど変わらないため、冷やしてもほとんど結晶が出ない。
- ✅ 正しい理解:食塩は温度による溶解度変化が比較的小さく、再結晶で大量に取り出しにくい。ミョウバンなど温度による溶解度変化が大きい物質は、冷やすと多くの結晶が出てくる。
なぜ間違えやすいのか
観察結果、条件、考察、結論を分けずに、用語だけで判断している。
自分でチェック ── 診断問い
この章の核を1問で確認
Q. 溶解度と再結晶で、実験や観察から直接わかる結果と、そこから考える結論は何が違う?
やってみよう:溶解度と再結晶について、実験の目的・結果・結論を一文ずつ分けて説明しよう。
つまずいたらここに戻ろう
この章で詰まったら、次の前提知識に戻ると整理しやすくなります。
もっとくわしく
出典・最終更新
- 出典基盤:教科書準拠の誤答診断データ(中1理科)
- 編集方針:教科書の核となる事実を起こりやすい誤答から逆引きで整理し、戻り先と診断問いをセットで提示しています。
- 最終更新:2026-06-26
