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中学生の学習ノート教科書をもう一段くわしく

蒸留 ── みんなが間違える 3 つの誤答

中1理科(理科)の「蒸留」で、中学生がよく間違える誤答を 3 パターンにまとめました。なぜ間違えるか・どう直すかをセットで整理しているので、テスト前の見直しや、つまずいた時の戻り口に使えます。

この章で間違えやすい 3 パターン

誤答パターン 1
  • ❌ よくある誤答:エタノールと水の混合物を蒸留すれば、完全に純粋なエタノールが一瞬で取り出せると考えてしまう。
  • 💡 ここがちがう:エタノール(沸点78℃)と水(沸点100℃)の沸点は離れているが、エタノールの蒸気には水蒸気も少し混じってしまう。そのため一回の蒸留では完全に純粋にはならない。
  • ✅ 正しい理解:蒸留は、液体を加熱して気体にし、冷却して再び液体として集める分離法である。繰り返し蒸留すると濃度をさらに高くできる。
誤答パターン 2
  • ❌ よくある誤答:食塩水を蒸留すると、食塩も気体になって水と一緒に留出してくると考えてしまう。
  • 💡 ここがちがう:食塩は非常に高温にならないと気体にならないため、蒸留のような加熱では気体にならない。気体になって出ていくのは主に水だけである。
  • ✅ 正しい理解:食塩水の食塩は気体になりにくいため、冷却側にはほとんど移らない。食塩水を蒸留すると、水が留出し、食塩は加熱容器内に残る。
誤答パターン 3
  • ❌ よくある誤答:装置からガラス管の先を空気中に出さず、フラスコの口を完全にゴム栓などでふさいで密閉してしまう。
  • 💡 ここがちがう:密閉すると、加熱で発生した蒸気の逃げ場がなくなり、装置の中の圧力が急激に上がって、フラスコが破損したり栓が飛んだりする危険がある。
  • ✅ 正しい理解:加熱装置を密閉すると圧力が上がり危険であるため、蒸留装置は必ずどこかが外気とつながった状態(開放系)で組み立てる。

なぜ間違えやすいのか

観察結果、条件、考察、結論を分けずに、用語だけで判断している。

自分でチェック ── 診断問い

この章の核を1問で確認

Q. 蒸留で、実験や観察から直接わかる結果と、そこから考える結論は何が違う?

やってみよう:蒸留について、実験の目的・結果・結論を一文ずつ分けて説明しよう。

つまずいたらここに戻ろう

この章で詰まったら、次の前提知識に戻ると整理しやすくなります。

もっとくわしく

出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書準拠の誤答診断データ(中1理科)
  • 編集方針:教科書の核となる事実を起こりやすい誤答から逆引きで整理し、戻り先と診断問いをセットで提示しています。
  • 最終更新:2026-06-26