蒸留 のテスト頻出 5 パターン
定期テスト・入試で実際によく出る型を、答え方のコツとセットで整理しました。
パターン1:蒸留装置の各部の名前を問う
📝 典型的な出題例:次の蒸留装置の各部の名前を答えなさい。(1)液体を入れる、口が枝のように出ているフラスコ。(2)突沸を防ぐためフラスコに入れる小さな石。(3)蒸気を冷やして液体に戻す筒状の装置。(4)蒸留で出てきた液体を集める器具。
✅ 答え方のコツ:図とセットで覚えるのがコツ。(1)枝つきフラスコ、(2)沸騰石、(3)リービッヒ冷却器、(4)集める器具は試験管。「枝つき=枝の付いたフラスコ」「リービッヒ=水を流して冷やす筒」と形と役割をセットで結びつけて暗記しましょう。
🔑 押さえる用語:枝つきフラスコ, 沸騰石, リービッヒ冷却器, 試験管
⚠️ ありがちなミス:「冷却器」だけ書いて「リービッヒ」を書き忘れる。沸騰石を「ふっとうせき」と書けず、漢字や読みで失点するパターンも多いです。
パターン2:装置の工夫の理由を記述で問う
📝 典型的な出題例:温度計の球部を枝の付け根に合わせるのはなぜか。沸騰石を入れるのはなぜか。冷却器の水を下から上に流すのはなぜか。それぞれ理由を書きなさい。
✅ 答え方のコツ:理由は3つセットで覚えます。(1)出てくる気体(蒸気)の温度を測るため、(2)突沸を防ぎ、おだやかに沸騰させるため、(3)冷却器の中を水で満たし効率よく冷やすため。「液体の温度ではなく蒸気の温度」「突沸=急な沸騰で液体が飛び出す」と一言添えると点数が安定します。
🔑 押さえる用語:蒸気の温度, 突沸, 冷却効率, 沸騰石
⚠️ ありがちなミス:温度計の理由を「液体の温度を測るため」と書く。冷却水の向きを「水がたまるから」とだけ書き、「効率よく冷やす」が抜けるミス。
パターン3:沸点の差から先に出る液体を問う応用
📝 典型的な出題例:水(沸点100℃)とエタノール(沸点78℃)を同じ量ずつ混ぜた液体を蒸留した。最初に出てきた液体には水とエタノールのどちらが多く含まれているか。理由もあわせて答えなさい。
✅ 答え方のコツ:答えはエタノール。理由は「エタノールの沸点が水より低いため、エタノールが先に蒸発し、その蒸気を冷やした液体だからエタノールの割合が高い」。さらに「ただし水の蒸気も少し混じるので完全に純粋なエタノールにはならない」と一言加えると満点に近づきます。
🔑 押さえる用語:沸点, エタノール78℃, 水100℃, 蒸発
⚠️ ありがちなミス:「水が先」と逆に答える。理由欄に沸点の数値を書かず「先に蒸発するから」とだけ書いて根拠不足になる。
パターン4:食塩水を蒸留したときの結果を問う
📝 典型的な出題例:食塩水を蒸留したとき、試験管に集まる液体と、加熱容器内に残るものはそれぞれ何か答えなさい。
✅ 答え方のコツ:ポイントは「食塩は気体になりにくい」こと。試験管側には水が留出し、加熱容器(枝つきフラスコ)内には食塩が残ります。「水だけ蒸発→冷えて水に戻る/固体の食塩はそのまま残る」と分けて書けばOK。エタノール水溶液のケースと混同しないこと。
🔑 押さえる用語:食塩水, 留出, 水, 食塩
⚠️ ありがちなミス:「食塩も少し蒸発する」と書く、または試験管側に食塩水が集まると答えてしまう。気体になりにくいことを押さえれば防げます。
パターン5:分離方法の使い分けを問う(単元2まとめ)
📝 典型的な出題例:次のものを取り出すには、ろ過・再結晶・蒸発・蒸留のどれを使うのが適切か答えなさい。(1)泥水から砂(2)食塩水から食塩(3)水とエタノールの混合液からエタノールを多く含む液体
✅ 答え方のコツ:「何を分けたいか」で判断します。(1)液体に溶けない固体はろ過、(2)水溶液から溶質(固体)を取り出すなら蒸発(水を蒸発させて食塩を残す)、(3)混じった液体を分けるなら蒸留。溶解度の差で固体を純粋に取り出すなら再結晶、と4つの使い分けを表で整理しておきましょう。
🔑 押さえる用語:ろ過, 再結晶, 蒸発, 蒸留
⚠️ ありがちなミス:食塩水から食塩を取り出すのに「蒸留」と答える。蒸留は混合物から液体を取り出す方法で、固体(食塩など)を取り出すのが目的なら蒸発でよい、と「何を取り出したいか」で選ぶことを意識しましょう。
テスト前の総仕上げ
蒸留は「装置の理由3点」+「沸点の差で先に出る液体」がほぼ必出。テスト前は装置の図を白紙に描き、各部の名前と理由を口で説明できるか確認しましょう。さらに単元2の4つの分離法の使い分けを表にまとめれば仕上げは完璧です。
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出典・最終更新
- 出典基盤:教科書(理科)の核となる出題ポイントと、定期テスト・入試の頻出傾向を踏まえた整理。
- 編集方針:中学定期テスト・入試の頻出パターンを、出題の型ごとに整理し、答え方のコツとよくあるミスをセットで提示しています。
- 最終更新:2026-07-07
