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グローバル経済と為替の解き方/コツ

グローバル経済と為替は、数字の大小と経済的な意味が逆転する場面が多く、丸暗記だけでは失点しやすい単元です。「1ドルを買うのに必要な円の量」で円高・円安を判定し、立場ごとに有利・不利を分けるのがコツ。ここでは答案で差がつく整理のしかたを順番に紹介します。

グローバル経済と為替 を解く・整理する5ステップ

各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。

ステップ 1:ステップ1: 為替レートの表記「1ドル=○○円」を確認する

まず問題文の為替レート表記を確認し、変化前と変化後の数字を書き出す。「1ドル=100円」のような形で示されるため、変化前・変化後を並べてメモすると次のステップで判断しやすい。

例題:「1ドルが120円から100円になった」なら、変化前120円・変化後100円とメモする。
ステップ 2:ステップ2: 数字の変化を「1ドルを買うのに必要な円の量」に置き換えて円高・円安を判定する

1ドルを買うのに必要な円が減れば円高、増えれば円安。数字の大小だけで判断してはいけない。1ドル=120円から1ドル=100円に変わったなら必要な円が減ったので円高、1ドル=100円から1ドル=150円に変わったなら必要な円が増えたので円安になる。

例題:「1ドル=150円→1ドル=100円」は数字が小さくなっているが、必要な円が減っているので円高。
ステップ 3:ステップ3: 「誰の立場か」を確認し有利・不利を判断する

輸出企業なら円安が有利、輸入企業・海外旅行者なら円高が有利。同じ為替の変化でも、立場によって得と損が逆になる点に注意する。

例題:「日本の自動車メーカーにとって有利か」と問われたら円安の方が有利と判断する。
ステップ 4:ステップ4: 具体的な数値で計算する

輸出は「日本円の価格 ÷ 為替レート」でドル価格を求め、輸入は「外国のドルの価格 × 為替レート」で円の価格を求める。

例題:300万円の自動車を1ドル=150円で輸出する場合、300万÷150=2万ドルになる。1ドル=100円なら300万÷100=3万ドルで、円安の方が現地価格が安くなる。
ステップ 5:ステップ5: 貿易の枠組み・国際協力の用語を文脈に当てはめる

WTO(貿易のルール全体を話し合う機関)、FTA(関税削減が中心)、EPA(FTAに投資・人の移動なども加えた広い協定)、南北問題への取り組み(フェアトレード・ODA・マイクロクレジット)を、問題の文脈に応じて選ぶ。

例題:「投資や人の移動まで含む協定」と出てきたらEPAを選ぶ。

これだけは覚える

「数字ではなく1ドルに必要な円の量で円高・円安を判断」「円安は輸出に有利・円高は輸入・旅行に有利」の2点セット。貿易の枠組みはFTA(関税中心)とEPA(FTAを含む広い協定)の包含関係で覚える。

よくあるつまずき

数字の大小で円高・円安を逆に判断してしまう、輸出企業・輸入企業のどちらの立場かを取り違える、FTAとEPAの範囲を混同する、の3つが頻出ミス。必ず「1ドルに必要な円の量」と「誰の立場か」の2点を確認してから答えましょう。

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出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(公民)の核となる手順と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
  • 最終更新:2026-08-14