関係代名詞とは
先行詞(前の名詞)を 後ろから修飾する。
主な関係代名詞:who(人)、which(物・動物)、that(両方)
who の基本用法
主格:who + 動詞
目的格は that + 主語 + 動詞 または省略で整理すると、教科書の流れに合う。
主格 who(直後に動詞)
I have a friend who lives in New York.
(ニューヨークに住む友達)
The boy who is wearing a hat is my brother.
(帽子をかぶっている少年)
The teacher who teaches us English is kind.
(私たちに英語を教える先生)
The man who came here yesterday is my uncle.
(昨日ここに来た男の人)
→ who の直後に 動詞がくる
→ 主格は 省略できない
人を表す目的格は that / 省略
The boy that I met yesterday is John.
(昨日私が会った少年)
The girl that you saw is my cousin.
(あなたが見た少女)
The man that I know is a teacher.
(私が知っている男の人)
→ 目的格 that は 省略できる
= The boy I met yesterday is John.
※ who(m) を使う説明もあるが、NEW CROWN 3 では that / 省略を中心にする。
2文を1文にまとめる
文1:I know the man.
文2:The man wrote this book.
→ 同じ「the man」を関係代名詞でつなぐ
→ I know the man who wrote this book.
手順:
① 2文目の「the man」を who に変える
② 1文目の「the man」の 後ろに2文目をくっつける
③ 1文にまとまる
that でも代用できる
who の代わりに that も使える(人にも物にも使える)
I have a friend who lives in Osaka.
= I have a friend that lives in Osaka.
人を主語として説明するなら who、that も使える
最上級などでは that が好まれる
例題で確認
例:The boy who runs fast
→ who の直後が動詞(runs)→ 主格
例:The boy that I met
→ that の直後が主語(I)→ 目的格。The boy I met と省略できる
例:The teacher who teaches math
→ 主格
例:The teacher that we like
→ 目的格、省略可
関係代名詞の節の訳し方
関係代名詞節は 後ろから前へ訳す
例:I have a friend who lives in Tokyo.
→ 「東京に住む友達」
例:The man that I met yesterday is kind.
→ 「昨日私が会った男の人」
目的格なので、The man I met yesterday is kind. と省略できる
日本語は連体修飾語が前から、英語は後ろから
- who の直後が 動詞 → 主格
- 直後が 主語 → 目的格。人でも that または省略で考える
- 例:The boy who runs fast(runs = 動詞、主格)
- 例:The boy that I met / The boy I met(I = 主語、目的格)
- 関係代名詞のすぐ前の名詞が 先行詞
- 人 → who、物 → which、両方 → that
- 先行詞をしっかり見極めて関係代名詞を選ぶ
- × The friend lives in Tokyo is my brother.(主格 who を省略)
- ○ The friend who lives in Tokyo is my brother.
- 目的格だけ省略できる
英語で使えるようにする練習
この単元は、説明を読んで終わりにすると定着しません。次の型を、主語・時・目的語を入れ替えながら声に出してください。
I know a boy who can speak French.
The woman who lives next door is kind.
He is a teacher who helps us.
- who の前は人。
- who の後ろは動詞が来る。
- 先行詞を後ろから説明する。
この章でつまずきやすいところ
関係代名詞 who の文を読んだり書いたりしている途中で、中学生がよく迷う場面を集めました。「直後に何が来るか」「先行詞は何か」「省略できるか」の三つに目を向けると、迷いを減らせます。
who の直後にうっかり主語を入れてしまう
- つまずく場面:「I have a friend who he lives in Tokyo.」のように書いてしまい、who の後ろに he を入れてよいか迷う場面。日本語で「その彼が…」と考えてしまい、英語にも主語が必要な気がしてくる。
- 克服のコツ:位置関係で整理する。主格の who は「関係詞節の中の主語」を兼ねているので、who の直後にはいきなり動詞が来る。who と動詞の間に he / she / it などをはさんだら、主語が二重になっているサイン。
- ミニ例:× I have a friend who he lives in Tokyo. ○ I have a friend who lives in Tokyo.(who 自身が lives の主語)
主格の who も省略できると思い込む
- つまずく場面:「The boy I met yesterday is John.」が成立すると知って、「The friend lives in Tokyo is my brother.」のように主格の who も消したくなる場面。目的格と主格の省略ルールが頭の中で混ざる。
- 克服のコツ:見分け方はシンプル。関係代名詞の直後が動詞なら主格で省略不可、直後が主語なら目的格で省略可。中学で習う範囲では、主格の who は省略できないと覚えておけば安全。主格 who を消すと節の主語が消えてしまうので、文として崩れる。
- ミニ例:× The friend lives in Tokyo is my brother.(主語が消えている) ○ The friend who lives in Tokyo is my brother.
who の後ろの動詞の形を先行詞と合わせ忘れる
- つまずく場面:「The boy who ( live / lives ) in Osaka」を選ぶときに、who の直後だからと原形 live を選びたくなる場面。who 自体には人称や数がないように見えて、動詞の形に迷う。
- 克服のコツ:因果関係で考える。who の後ろの動詞は先行詞に合わせる。先行詞が三人称単数で現在のことなら、動詞も三単現の s が付く。who に引きずられず、前の名詞を主語だと思って動詞の形を決める。
- ミニ例:○ The boy who lives in Osaka is my cousin.(先行詞 The boy が三単現) ○ The boys who live in Osaka are my cousins.(先行詞が複数なので s なし)
先行詞が物なのに who を使ってしまう
- つまずく場面:「The book ( ) is on the desk was written by Soseki.」のような文で、つい who を入れたくなる場面。関係代名詞といえば最初に who を習うため、反射的に who を選んでしまい、先行詞が人かどうかの確認を飛ばしてしまう。
- 克服のコツ:見分け方は「関係代名詞のすぐ前の名詞」を必ず確認すること。先行詞が人なら who、物なら which、that はどちらにも使える。訳の自然さで決めず、まず先行詞の正体をチェックする。
- ミニ例:○ I have a friend who lives next door.(先行詞は人) ○ The book which is on the desk was written by Soseki.(先行詞は物。that でも可)
練習問題
- I have a friend ( ) speaks French.
- The girl ( ) you met is my sister.
- The man ( ) is standing there is my father.
- The doctor ( ) I went to was very kind.
答えを見る
(1) who(主格) (2) that または省略(目的格) (3) who(主格) (4) that または省略(目的格)
- I know a girl. She speaks Spanish.
- The man came to the party. He is a doctor.
- I have a friend. He lives in Paris.
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(1) I know a girl who speaks Spanish.
(2) The man who came to the party is a doctor.
(3) I have a friend who lives in Paris.
次の文の関係代名詞を省略できれば省略せよ。
- The boy who is reading a book is my brother.
- The boy that I met yesterday is kind.
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(1) 省略不可(主格 who)
(2) 省略可:The boy I met yesterday is kind.
「東京に住んでいる友達がいる」を英訳せよ。
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I have a friend who lives in Tokyo.
- 私はフランス語を話せる少年を知っています。
- 隣に住んでいる女性は親切です。
- 彼は私たちを助けてくれる先生です。
答えを見る
(1) I know a boy who can speak French.
(2) The woman who lives next door is kind.
(3) He is a teacher who helps us.
まとめ
- 関係代名詞 who:人を後ろから修飾。
- 主格:who + 動詞(省略不可)
- 目的格:that + 主語 + 動詞、または省略(NEW CROWN 3 の整理)
- that でも代用できる。
- 2文を1文にまとめる便利な道具。
- 後ろから前へ訳す(連体修飾)。
もっと知る ── 発展・実生活(出典つき)
※ 教科書の内容に、信頼できる出典をもとにした発展・実生活・時事の話題を補足しています(教科書そのものではありません)。
WHO の "Who we are" ─ who は組織紹介でも大活躍実生活
世界保健機関 WHO の公式サイトには「Who we are(私たちは何者か)」という自己紹介ページがあります。そこでは WHO を「194の加盟国からなる組織で、医師や科学者など8000人以上の専門家がいる」と説明しています。だれ(人や組織)を後ろから説明する who の発想は、こうした公的な英語紹介文でも使われています。
who は「だれ?」と質問する言葉でもある発展
辞書を引くと who には二つの使い方があります。一つは「だれ?」と人をたずねる疑問詞、もう一つは「~する(人)」と前の名詞を後ろから説明する関係代名詞です(メリアム・ウェブスター辞典でも who はこの両方の品詞でのっています)。なお、世界保健機関 WHO は World Health Organization の頭文字を取った略称で、疑問詞の who(だれ)とは関係ありません。同じ綴りでも、文の中での働きで意味が変わるのがおもしろいところです。
主格は who、目的格は whom ─ 高校で出会う使い分け発展
教科書では人を目的語で説明するとき that や省略で整理しますが、英語には目的格専用の whom という形もあります。who は節の主語、whom は節の目的語に使う、というのが本来の区別です。ただし whom はかたい言い方で、日常会話ではあまり使われず who で代用されることが多いと辞書も説明しています。
コンマのある who ─ 限定用法と非限定用法発展
who を使う関係代名詞節には、コンマなしの「限定用法」と、コンマで区切る「非限定用法」の2種類があります。限定用法は「どの人か」を絞り込み、非限定用法(例:My uncle, who lives in Osaka, is a teacher.)はすでに決まっている人に説明を付け足します。中学では主に前者を学び、後者は高校で詳しく扱う発展事項です。
出典:Cambridge Dictionary Grammar「Relative clauses: defining and non-defining」
「人を後ろから説明する」who が使われる公的な英語実生活
世界保健機関 WHO のメンタルヘルスに関する公式ページには、'people who are exposed to adverse circumstances are at higher risk of developing a mental health condition'(きびしい状況にさらされている人々は、心の不調をかかえる危険が高い)という一文があります。people のあとに who … を続けて「どんな人なのか」を後ろから説明する、まさに関係代名詞 who の使い方です。だれがどんな状況にいるのかを一文で伝えられる who は、公的な英語の説明でも役立っています。
出典:World Health Organization(世界保健機関)公式サイト「Mental health: strengthening our response」
