デジタルこどもBASEのロゴ特定非営利活動法人デジタルこどもBASE
中学生の学習ノート教科書をもう一段くわしく

仮定法 ── 教科書頻出の違い 3 ペア

中3英語(NEW CROWN)の「仮定法」で混同しやすい比較ペアを 3 組、比較表と「なぜ違うか」「混同しやすいポイント」「テスト頻出」までセットで整理しました。

この章の比較ペア(まとめ表)

比較ペアAB
直説法と仮定法の違い直説法仮定法
If I was と If I were の違いIf I wasIf I were
would と could の違いwouldcould

1. 直説法と仮定法の違い

比べる軸直説法仮定法
if節の動詞現在形(have, is など)過去形(had, were など)
主節の助動詞will / canwould / could
表す内容現実にありうる仮定現実と違う仮定
感覚現実的・実現可能非現実的・想像
例文If it rains, I will stay home.If I had wings, I would fly.
be動詞の使い方主語に合わせる(am / is / are)主語に関係なく were が基本
時の感覚今や未来の現実の話今の話だが現実とは違う想像

なぜこの違いが生まれたのか

英語では、現実と違うことを表すために「現実から距離を置く」しるしとして時制を1つ過去にずらす。だから今の話なのに if 節は過去形、主節は will → would になる。直説法は実際に起こりうる話なので、ふつうの現在形+will で十分。

混同しやすいポイント

「If I have money, I would...」のようにif節と主節の時制をそろえられないミスが多い。仮定法では if節=過去形、主節=would/could が必ずセット。

テストでの聞かれ方

( ) 内から正しい形を選ぶ問題や、「現実:I am not rich.」→「仮定法で書きかえ」型が定番。If + 過去形, would/could + 動詞原形のセットになっているかを必ず確認する。

2. If I was と If I were の違い

比べる軸If I wasIf I were
文法上の正式さ口語で許容書き言葉での正式な形
使われる場面会話・くだけた表現教科書・入試・書き言葉
仮定法での扱い許容されるが基本ではない仮定法の基本形
代表的な定型句あまり定型句にならないIf I were you の決まり文句
例文If I was you, ...(口語)If I were you, I would say sorry.
中学での学習対象参考程度覚えるべき正式な形

なぜこの違いが生まれたのか

仮定法では「現実と違う」ことを示すために、be動詞も特別な形を使う。主語が I / he / she でもwereを使うのが正式で、これが「ふつうの過去とは違う仮定の話だ」というサインになる。was も会話では許されるが、教科書・入試では were が基本。

混同しやすいポイント

「If I was」だけで覚えてしまい、If I wereを使えない人が多い。仮定法では主語に関係なくwereと覚えるのが安全。

テストでの聞かれ方

「If I ( am / was / were ) you, I would ...」のような選択問題が頻出。仮定法なら were を選ぶのが基本ルール。

3. would と could の違い

比べる軸wouldcould
もとの助動詞will の過去形系can の過去形系
意味〜するだろう(意志・推測)〜できるだろう(能力・可能性)
ニュアンスやる気・するつもりできる・可能
例文(if)If I had time, I would go.If I had wings, I could fly.
例文(wish)I wish I would ... はあまり使わないI wish I could speak Spanish.
後ろの動詞動詞の原形動詞の原形

なぜこの違いが生まれたのか

will と can がもともと別の意味を持つように、その仮定法バージョンである would と could も役割が違う。would は「するだろう」という意志や推測、could は「できるだろう」という能力や可能性を表す。仮定法では現実と違う話なので、will / can ではなく would / could を使う。

混同しやすいポイント

「If I had time, I will go.」のように主節で will を使ってしまうのが定番ミス。仮定法の主節は必ず would / could。意味の違いも「するだろう/できるだろう」で区別する。

テストでの聞かれ方

「If I had wings, I ( will / would / could ) fly.」のような選択問題で、意味から would か could を選ぶ形がよく出る。英訳問題では「〜するのに」→would、「〜できるのに」→could と覚える。

関連

出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(英語)の核となる事実と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の混同ペアを、比較表と背景説明、混同ポイント、テストでの問われ方までセットで提示しています。
  • 最終更新:2026-06-27