この章の比較ペア(まとめ表)
| 比較ペア | A | B |
|---|---|---|
| 直説法と仮定法の違い | 直説法 | 仮定法 |
| If I was と If I were の違い | If I was | If I were |
| would と could の違い | would | could |
1. 直説法と仮定法の違い
| 比べる軸 | 直説法 | 仮定法 |
|---|---|---|
| if節の動詞 | 現在形(have, is など) | 過去形(had, were など) |
| 主節の助動詞 | will / can | would / could |
| 表す内容 | 現実にありうる仮定 | 現実と違う仮定 |
| 感覚 | 現実的・実現可能 | 非現実的・想像 |
| 例文 | If it rains, I will stay home. | If I had wings, I would fly. |
| be動詞の使い方 | 主語に合わせる(am / is / are) | 主語に関係なく were が基本 |
| 時の感覚 | 今や未来の現実の話 | 今の話だが現実とは違う想像 |
なぜこの違いが生まれたのか
英語では、現実と違うことを表すために「現実から距離を置く」しるしとして時制を1つ過去にずらす。だから今の話なのに if 節は過去形、主節は will → would になる。直説法は実際に起こりうる話なので、ふつうの現在形+will で十分。
混同しやすいポイント
「If I have money, I would...」のようにif節と主節の時制をそろえられないミスが多い。仮定法では if節=過去形、主節=would/could が必ずセット。
テストでの聞かれ方
( ) 内から正しい形を選ぶ問題や、「現実:I am not rich.」→「仮定法で書きかえ」型が定番。If + 過去形, would/could + 動詞原形のセットになっているかを必ず確認する。
2. If I was と If I were の違い
| 比べる軸 | If I was | If I were |
|---|---|---|
| 文法上の正式さ | 口語で許容 | 書き言葉での正式な形 |
| 使われる場面 | 会話・くだけた表現 | 教科書・入試・書き言葉 |
| 仮定法での扱い | 許容されるが基本ではない | 仮定法の基本形 |
| 代表的な定型句 | あまり定型句にならない | If I were you の決まり文句 |
| 例文 | If I was you, ...(口語) | If I were you, I would say sorry. |
| 中学での学習対象 | 参考程度 | 覚えるべき正式な形 |
なぜこの違いが生まれたのか
仮定法では「現実と違う」ことを示すために、be動詞も特別な形を使う。主語が I / he / she でもwereを使うのが正式で、これが「ふつうの過去とは違う仮定の話だ」というサインになる。was も会話では許されるが、教科書・入試では were が基本。
混同しやすいポイント
「If I was」だけで覚えてしまい、If I wereを使えない人が多い。仮定法では主語に関係なくwereと覚えるのが安全。
テストでの聞かれ方
「If I ( am / was / were ) you, I would ...」のような選択問題が頻出。仮定法なら were を選ぶのが基本ルール。
3. would と could の違い
| 比べる軸 | would | could |
|---|---|---|
| もとの助動詞 | will の過去形系 | can の過去形系 |
| 意味 | 〜するだろう(意志・推測) | 〜できるだろう(能力・可能性) |
| ニュアンス | やる気・するつもり | できる・可能 |
| 例文(if) | If I had time, I would go. | If I had wings, I could fly. |
| 例文(wish) | I wish I would ... はあまり使わない | I wish I could speak Spanish. |
| 後ろの動詞 | 動詞の原形 | 動詞の原形 |
なぜこの違いが生まれたのか
will と can がもともと別の意味を持つように、その仮定法バージョンである would と could も役割が違う。would は「するだろう」という意志や推測、could は「できるだろう」という能力や可能性を表す。仮定法では現実と違う話なので、will / can ではなく would / could を使う。
混同しやすいポイント
「If I had time, I will go.」のように主節で will を使ってしまうのが定番ミス。仮定法の主節は必ず would / could。意味の違いも「するだろう/できるだろう」で区別する。
テストでの聞かれ方
「If I had wings, I ( will / would / could ) fly.」のような選択問題で、意味から would か could を選ぶ形がよく出る。英訳問題では「〜するのに」→would、「〜できるのに」→could と覚える。
関連
出典・最終更新
- 出典基盤:教科書(英語)の核となる事実と概念データに基づく整理。
- 編集方針:教科書頻出の混同ペアを、比較表と背景説明、混同ポイント、テストでの問われ方までセットで提示しています。
- 最終更新:2026-06-27
