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中学生の学習ノート教科書をもう一段くわしく

漢文・論語の読み方/コツ

中3の漢文では、『論語』を題材に訓読・返り点・書き下し文をもう一段深く確認します。短い章句の中に「学び・友・君子(仁・礼)」という孔子の考えが詰まっているので、形式の読み解きと意味の読み取りを分けて押さえるのがコツです。

論語 を解く・整理する5ステップ

各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。

ステップ 1:ステップ1: 白文・訓読文・書き下し文・現代語訳を区別する

まず四つの形をはっきり分けます。白文は漢字だけの原文、訓読文は返り点と送り仮名をつけた文、書き下し文は訓読の順に日本語として書いた文、現代語訳は意味を今の言葉で言い換えた文です。問いが「読み方」か「意味」かを見分けて、答える形を間違えないようにします。なお、書き下し文は原則歴史的仮名遣いで書くのが通例です。

例題:「温故而知新」→ 書き下し文は「故きを温ねて新しきを知る」、現代語訳は「以前に学んだことを理解し直し、そこから新しい意味を知る」。
ステップ 2:ステップ2: 返り点のルールを確認する

訓読の手がかりは返り点です。レ点はすぐ下の一字からすぐ上の一字へ返る、一・二点は二字以上を隔てて上に返る、上下点は一・二点を挟んでさらに大きく返るときに使います。記号を見たら、どの順で読むかを指でなぞって確認してから書き下します。

例題:「学而時習之」→ レ点をたどって「学びて時に之を習ふ」と書き下す。
ステップ 3:ステップ3: 章句の構成と「亦…ずや」の調子をつかむ

『論語』の章句は短くてもくり返しが多く、音読のリズムが意味と結びついています。「亦…ずや」は反語の形を借りた詠嘆(感動)の表現で、「なんと…ではないか」という意味を表します。同じ形が三回続くと、学ぶ喜び・友と学ぶ楽しさ・君子の心へと話が進む流れがつかめます。

例題:「学びて時に之を習ふ、亦説(よろこ)ばしからずや」は「なんとうれしいことではないか」と読む。「説ばし」は「よろこばしい」の意。
ステップ 4:ステップ4: キーワードから孔子の考えを読み取る

意味を答えるときは、仁・君子・学び・礼などの中心語を手がかりにします。「君子」は身分が高い人ではなく、学び続け、感情を整え、人を思いやれる人のこと。「温故知新」は古い学びから新しい意味を見つける考え方で、「学びて思はざれば則ち罔し」は学びと思考の両方が必要だという教えです。

例題:「人知らずして慍(いか)らず、亦君子ならずや」→ 人に認められなくても不満に思わず、自分の学びと徳を保つ態度こそ君子だと読み取る。なお「慍」の読みは教科書によって「いからず」「うらみず」のどちらかが採用されるので、使っている教科書に合わせて読みます。
ステップ 5:ステップ5: 記述では「問いに答える部分」と「根拠」を分ける

読み取り問題では、感想だけで答えず本文中の表現を根拠にします。問いに直接答える一文(結論)と、その根拠になる章句を分けて書くと、点数が伸びます。「読み方」を聞かれたら書き下し、「意味」を聞かれたら現代語訳、と問いの種類に合わせて形を選びます。

例題:君子の態度を問われたら→ 結論「人に認められなくても不満を抱かず、自分の学びを保つ態度」+根拠「人知らずして慍らず、亦君子ならずや」。

これだけは覚える

白文・訓読文・書き下し文・現代語訳の四つを区別する。返り点(レ点・一二点・上下点)で読む順を決める。「亦…ずや」は反語の形を借りた詠嘆(感動)の表現。仁・君子・温故知新など中心語から孔子の考えを読み取る。

よくあるつまずき

書き下し文を聞かれているのに現代語訳で答える/逆もよくある誤り。「亦…ずや」を反語と思って強い否定で訳してしまう(反語は本来、強い肯定や否定を逆の形で表す言い方だが、ここでは「なんと…ではないか」という詠嘆(感動)の用法で使われている点に注意)。返り点を無視して上から順に読む。読み取り問題で本文の根拠を示さず、自分の感想だけで答えてしまう。

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出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(国語)の核となる手順と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
  • 最終更新:2026-06-27