水溶液とイオン のテスト頻出 5 パターン
定期テスト・入試で実際によく出る型を、答え方のコツとセットで整理しました。
パターン1:電解質と非電解質の区別を問う
📝 典型的な出題例:次の物質のうち、水に溶かしたとき電流を通すものをすべて選びなさい。砂糖、塩化ナトリウム、エタノール、塩酸、水酸化ナトリウム。
✅ 答え方のコツ:ステップ1:水に溶けてイオンに分かれる物質(電解質)かを判断する。ステップ2:塩・酸・アルカリは基本的に電解質、砂糖やエタノールなど分子のまま溶けるものは非電解質。ステップ3:「電気を通す=電解質」と覚える。
🔑 押さえる用語:電解質, 非電解質, 電離, イオン
⚠️ ありがちなミス:砂糖水のように水に溶けるものはすべて電流を通すと思い込み、砂糖やエタノールを電解質に入れてしまうミス。
パターン2:イオン記号と電荷を書かせる
📝 典型的な出題例:次のイオンを記号で表しなさい。(1)水素イオン (2)銅イオン (3)水酸化物イオン (4)硫酸イオン。
✅ 答え方のコツ:ステップ1:陽イオンは+、陰イオンは−を右上に書く。ステップ2:電子を2個失う・受け取るときは2+、2−のように数字を付ける。ステップ3:多原子イオン(OH⁻やSO₄²⁻)はまとまって1つのイオンとして書く。
🔑 押さえる用語:陽イオン, 陰イオン, 多原子イオン, 電荷
⚠️ ありがちなミス:Cu²⁺の「2」を係数のように左に書いたり、SO₄²⁻のOやSの数を間違えて書いてしまうミス。
パターン3:電離の式を完成させる
📝 典型的な出題例:次の物質が水に溶けたときの電離のようすを、化学式で表しなさい。(1)塩化ナトリウム (2)塩酸 (3)硫酸 (4)塩化銅。
✅ 答え方のコツ:ステップ1:左辺に電解質、右辺に陽イオンと陰イオンを書き、間を「→」で結ぶ。ステップ2:陽イオンと陰イオンの電荷の合計が0になるよう係数を調整する。例:CuCl₂ → Cu²⁺ + 2Cl⁻。ステップ3:原子の数も両辺で合っているか確認。
🔑 押さえる用語:電離, 電離の式, 電荷のバランス, 係数
⚠️ ありがちなミス:H₂SO₄ → H⁺ + SO₄²⁻のように、H⁺の係数2を忘れて電荷が釣り合わなくなるミス。
パターン4:イオンができる仕組みを説明させる
📝 典型的な出題例:ナトリウム原子Naがナトリウムイオンになるとき、電子はどうなるか。また、電気の符号はどうなるか説明しなさい。
✅ 答え方のコツ:ステップ1:中性原子は陽子数=電子数であることを書く。ステップ2:Naは電子を1個失うと、陽子数のほうが多くなり+の電気を帯びると説明する。ステップ3:Na → Na⁺ + e⁻ のように式で示すと得点が安定する。
🔑 押さえる用語:陽子, 電子, 陽イオン, Na⁺
⚠️ ありがちなミス:「イオンは原子が壊れたもの」と書いてしまうミス。原子核は変わらず、電子の出入りだけで起きる変化。
パターン5:電流が流れる理由・電極での移動を問う
📝 典型的な出題例:食塩水に電極を入れて電圧をかけると電流が流れる理由を、イオンの動きに着目して説明しなさい。
✅ 答え方のコツ:ステップ1:食塩は水中でNa⁺とCl⁻に電離していると述べる。ステップ2:陽イオンは陰極(−極)へ、陰イオンは陽極(+極)へ移動すると書く。ステップ3:イオンが電気を運ぶから電流が流れる、と結論づける。砂糖水は分子のままなので流れない、と対比すると完璧。
🔑 押さえる用語:陽極, 陰極, イオンの移動, 電流
⚠️ ありがちなミス:陽イオン・陰イオンの行き先を、符号が同じ電極(+には+、−には−)と思って逆に書いてしまうミス。
テスト前の総仕上げ
テスト前は、電解質か非電解質かを物質名で判別、主要なイオン記号を電荷つきで暗記、電離の式を電荷バランスごと書けるの3点を仕上げよう。記述問題では「電子のやり取り」「イオンが電気を運ぶ」の2語を入れると安定して得点できる。
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出典・最終更新
- 出典基盤:教科書(理科)の核となる出題ポイントと、定期テスト・入試の頻出傾向を踏まえた整理。
- 編集方針:中学定期テスト・入試の頻出パターンを、出題の型ごとに整理し、答え方のコツとよくあるミスをセットで提示しています。
- 最終更新:2026-07-07
