竹取物語 のテスト頻出 5 パターン
定期テスト・入試で実際によく出る型を、答え方のコツとセットで整理しました。
パターン1:歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに直す
📝 典型的な出題例:次の古文を、現代仮名遣いに直して書きなさい。「今は昔、竹取の翁といふ者ありけり。」
✅ 答え方のコツ:一般ルールとして、語中・語尾のハ行(は・ひ・ふ・へ・ほ)はワ・イ・ウ・エ・オに直すと覚えます。書きかえ問題では、原文の漢字(『翁』『者』など)はそのまま残し、仮名遣いが変わる部分だけを直すのが教科書・テストの標準解答です。①「いふ」→「いう」と直す、②「翁」「者」など漢字はそのまま残す、③ほかは原文のまま書く、の順で処理します。答えは「今は昔、竹取の翁という者ありけり」となります。
🔑 押さえる用語:歴史的仮名遣い, 現代仮名遣い, 語中・語尾のハ行
⚠️ ありがちなミス:「いふ」をそのまま「いふ」と書いてしまったり、「ありけり」まで変えてしまう。また、漢字までむやみに平仮名に開いてしまい、減点されるミス。
パターン2:古語の意味・助動詞「けり」を問う
📝 典型的な出題例:次の古語の意味を答えなさい。(1)翁 (2)よろづ (3)ありけり の「けり」
✅ 答え方のコツ:古語は本文中の使われ方から意味を取ります。①「翁」は老人(男性)、②「よろづ」はいろいろ・たくさん、③「けり」は過去の助動詞で、昔のことを思い起こして語るときに使い、「〜た」(人から伝え聞いた過去のニュアンスでは「〜たそうだ」)と訳します。「あり+けり」で「あった・いた」と覚えましょう。
🔑 押さえる用語:翁, よろづ, 助動詞けり, 過去
⚠️ ありがちなミス:「けり」を単に「〜だ」と現在で訳す、「よろづ」を「夜」と読み違える、「翁」を子どもや女性と勘違いするミス。
パターン3:冒頭文の現代語訳を書く
📝 典型的な出題例:「今は昔、竹取の翁といふ者ありけり。」を現代語に訳しなさい。
✅ 答え方のコツ:古語を一語ずつ置きかえるだけでなく、自然な日本語に整えます。①「今は昔」=今となっては昔のことだが(昔語りの決まり文句)、②「竹取の翁」=竹取の翁、③「いふ」は歴史的仮名遣いで、現代仮名遣いでは「いう」、現代語訳では「という」にあたります(仮名遣い直しと現代語訳は別物なので注意)、④「ありけり」=いた、とつなげて「今となっては昔のことだが、竹取の翁という者がいた」と訳します。
🔑 押さえる用語:今は昔, 語り出し, 直訳と意訳
⚠️ ありがちなミス:「今は昔」を「今は昔のこと」と現在の話のように訳してしまう。また、仮名遣い直し(いふ→いう)と現代語訳(いふ→という)を混同するミス。
パターン4:5人の求婚者と難題の共通点を問う
📝 典型的な出題例:かぐや姫が5人の貴公子に出した難題には、どのような共通点があるか答えなさい。
✅ 答え方のコツ:本文の「仏の御石の鉢」「蓬莱の玉の枝」などを根拠にします。①どれも実在しない、または手に入らない品であることを指摘、②そのため全員が失敗または偽物を作って見破られたこと、③姫の結婚を断る意図が込められていることを書きます。3点を含めて答えると満点に近づきます。
🔑 押さえる用語:難題, 5人の貴公子, 蓬莱の玉の枝, 結婚拒否
⚠️ ありがちなミス:「高価な品」「珍しい品」とだけ答えてしまい、「実在しない」「手に入らない」という核心を書き落とすミス。
パターン5:物語の結末と富士山の由来を問う
📝 典型的な出題例:かぐや姫が月へ帰ったあと、帝はなぜ不死の薬を山で焼かせたのか、また「富士の山」という名の由来を、本文をもとに答えなさい。
✅ 答え方のコツ:場面の因果をたどります。①姫が月へ帰り、地上に不死の薬と手紙を残したこと、②帝が「姫のいない世界で永遠に生きたくない」と思ったこと、③帝は家来に「いづれの山か天に近き」と問い、天に近い山=駿河の国にある山で薬と手紙を焼かせたこと、④その由来として本文では、「不死の薬を焼いた山」だから「ふじの山」とする説と、多くの「士(つわもの・兵士)」が登った山だから「ふじの山」とする説の両方が語られていること、をつなげて書きます。
🔑 押さえる用語:不死の薬, 駿河の山, 富士山の由来, 士(つわもの)
⚠️ ありがちなミス:「一番高い山で焼いた」と書いてしまうミス(本文は『天に近い山=駿河の山』)。また、富士山の由来を「不死の薬」だけで説明し、本文にある「士(兵士)が大勢登った」という由来を書き落とすミス。
テスト前の総仕上げ
テスト直前は冒頭文の暗唱と現代仮名遣い書きかえを声に出して確認しましょう。さらに「けり=過去」「翁=老人」など古語と助動詞を一問一答で固め、5人の難題と富士山の由来(不死の薬・士の山の両説)まで通しで言えれば万全です。
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出典・最終更新
- 出典基盤:教科書(国語)の核となる出題ポイントと、定期テスト・入試の頻出傾向を踏まえた整理。
- 編集方針:中学定期テスト・入試の頻出パターンを、出題の型ごとに整理し、答え方のコツとよくあるミスをセットで提示しています。
- 最終更新:2026-07-07
