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中学生の学習ノート教科書をもう一段くわしく

現在完了:継続 ── for / since

「3年間ずっと住んでいる」「2010年からずっと知っている」── 過去のある時点から 今もずっと続いている状態を表すのが、現在完了の継続用法。キーワードは for(期間)と since(起点)です。

現在完了の中での位置:NEW CROWN 3 では、経験・完了を確認したあとに「過去から現在まで続いている」継続を比べます。継続は for / since / How long が目印です。

形と意味

公式
継続の現在完了
主語 + have/has + 過去分詞 ~
「(ずっと)〜している」過去から現在までの継続。
主に 状態動詞と相性がよい。

イメージ:時間の矢印

継続のイメージ

過去のある時点 ──ずっと続いている──→ 現在

例:2015年に住み始め、今もまだ住んでいる

→ I have lived here since 2015.

過去から現在までの 時間的な広がりを表す

過去形(lived)は「過去だけ」を表す(今は違うかも)

for vs since(最重要)

forsince
意味〜の間(期間)〜以来(起点)
後ろ長さ(3 years, 1 hour)時点(2010, last week, I was a child)
例for ten yearssince 2010
継続の現在完了 ── since は「起点」、for は「長さ」 I have lived in Tokyo since 2015. = for ten years. 過去 今(2025年) ずっと東京に住んでいる(今も住んでいる) since 2015 起点(いつから) for ten years 期間(どれくらいの長さ) 同じ帯でも、since は左端の一点、for は帯全体の長さを指します。
図:現在完了の継続。since 2015 は帯の左端(起点)、for ten years は帯全体の長さ(期間)。同じ「住んでいる」を、始まりで言うか長さで言うかの違いです。

for の使い方

for + 期間の例

for ten years(10年間)

for a week(1週間)

for three days(3日間)

for a long time(長い間)

for an hour(1時間)

→ 「どれくらいの間」を表す

since の使い方

since + 時点の例

since 2010(2010年から)

since last Monday(先週の月曜日から)

since I was a child(子供の頃から)

since this morning(今朝から)

since 6 o'clock(6時から)

→ 「いつから」を表す

→ since の後に文(主語+動詞)もOK

例文

継続の例

I have lived in Tokyo for ten years.(10年住んでいる)

She has known him since 2015.(2015年から知っている)

We have been friends since we were kids.(子供の頃から)

It has been cold for a week.(1週間ずっと寒い)

He has worked here since last year.(去年からここで働いている)

I have wanted this for a long time.(長い間欲しかった)

How long で期間を尋ねる

疑問文

How long have you lived here?

 (どれくらいの間ここに住んでいる?)

— I have lived here for 5 years.

— I have lived here since 2018.

How long have you been a student?

— For 9 years.(小1から9年間)

状態を表す動詞でよく使う

  • live(住んでいる)
  • know(知っている)
  • like / love(好き/愛している)
  • have(持っている)
  • be(ある/いる)
  • want(欲しがる)
  • belong to(〜に属する)

これらは 状態動詞。継続でよく使う。

動作の継続 → 現在完了進行形

動作なら have been + ~ing

状態でなく 動作がずっと続いていることを強調するときは:

have been + ~ing(現在完了進行形、9章で詳しく)

例:I have been studying English for two hours.

 (2時間ずっと英語を勉強している)

例:She has been waiting since 3 o'clock.

 (3時からずっと待っている)

否定文と疑問文

作り方

否定:I have not lived here for long.

疑問:Have you lived here for long? — Yes, I have.

How long で期間を聞く

つまずきポイント①:継続と過去進行との違い
  • × I was lived here for 10 years.(誤)
  • ○ I have lived here for 10 years.(現在完了)
  • 「ずっと〜している」は have/has + 過去分詞
  • 過去形は「過去のみ」、現在完了は「過去から現在まで」
つまずきポイント②:for と since の区別
  • for の後は 長さ(数 + 単位):for 3 years
  • since の後は 時点(特定の時期):since 2020
  • 逆にならないように注意
  • 「since 3 hours」は×、「for 3 hours」が正解
つまずきポイント③:状態動詞と動作動詞
  • 状態動詞(live, know, like)→ 現在完了(have lived)でOK
  • 動作動詞(study, run)→ 進行形を含む(have been studying)が自然
  • 中3では両方使えるが、ニュアンスが違う

英語で使えるようにする練習

この単元は、説明を読んで終わりにすると定着しません。次の型を、主語・時・目的語を入れ替えながら声に出してください。

型
現在完了:継続の基本パターン
have/has + 過去分詞 + for/since
音読して覚える例文

I have lived here for five years.

She has known him since 2020.

How long have you studied English?

よくあるミス
  • for は期間、since は起点。
  • How long は期間を聞く。
  • 現在まで続いている意味を持つ。

この章でつまずきやすいところ

現在完了の継続は、英文を読んでいる途中や英作文を組み立てている途中で「今のことなのか、過去のことなのか」が一瞬わからなくなる単元です。本文や問題文を見ているまさにそのときに起きやすい迷いを4つに整理しました。

I have lived を「住んでいた(今は別の所)」と読み違える

  • つまずく場面:本文で I have lived here for ten years. を見たとき、「have=過去の助動詞っぽい」「lived=過去形に見える」と感じて、思わず「昔10年住んでいた(今は別の所)」と日本語に置き換えてしまう場面。
  • 克服のコツ:時系列で整理するのがコツ。現在完了は 過去のある時点 →(線でつながって)→ 今 を表す形。線の右端が「今」に届いているかを必ず確認する。過去形 lived だけなら「過去で線が切れている」、have lived なら「今もつながっている」。haveが付いた瞬間に矢印を今まで延ばすイメージで読む。
  • ミニ例:I lived in Tokyo for five years. は「今は東京にいない」可能性あり。I have lived in Tokyo for five years. は「今も東京にいる」。同じ for five years でも、have が付くかどうかで「今」が変わる。

for と since を「期間か時点か」で迷ったまま埋めてしまう

  • つまずく場面:問題で I have known him ( ) 5 years. と She has been here ( ) Monday. が並んだとき、どちらも「〜から」と訳せそうに感じて、勢いで両方 since と書いたり両方 for と書いたりしてしまう場面。
  • 克服のコツ:見分け方はカッコの後ろを見ること。後ろが 長さ(5 years, a week, three days) なら for、時点(Monday, 2010, this morning, I was a child) なら since。数字+単位の「長さ」か、カレンダーや時計を指す「時点」かを声に出して確かめる。
  • ミニ例:for ten years(10年間)は長さ。since 2015(2015年から)は時点。since I was a child のように since の後ろには文(主語+動詞) も来られるが、for の後ろには文は来ない。

How long の質問に「年だけ」で答えて時制を崩す

  • つまずく場面:本文の対話で How long have you lived here? という質問を見て、答えとして思わず「Five years.」「2018.」とだけ書き、for や since を落としてしまう場面。あるいは I lived ... と過去形で返してしまう場面。
  • 克服のコツ:位置関係で整理。How long で聞かれたら、答えの中心は必ず have/has + 過去分詞。さらに数字なら前に for、時点なら前に since を置く。「問いの時制=答えの時制」をそろえるのが原則。
  • ミニ例:How long have you lived here? に対しては I have lived here for five years. または I have lived here since 2018.。短く答えるときも For five years. / Since 2018. のように for/since を残す。

study や run にそのまま have + 過去分詞を当ててしまう

  • つまずく場面:「2時間ずっと英語を勉強している」を英作文する途中で、live や know と同じ感覚で I have studied English for two hours. と書きかけ、「動作がずっと続く感じが弱いかも」と止まってしまう場面。
  • 克服のコツ:見分け方は動詞のタイプ。状態動詞(live, know, like, have, want, belong to)は have + 過去分詞 でそのまま継続を表せる。動作動詞(study, run, wait など)で「今も動いている」を強調したいときは、教科書では have been + ~ing(現在完了進行形)で整理する。
  • ミニ例:状態:She has known him since 2015.(知っている状態が続く)。動作:I have been studying English for two hours./She has been waiting since 3 o'clock.(今もその動作の途中)。

練習問題

問題1(for / since)
  1. I have known him ( ) 5 years.
  2. She has been here ( ) Monday.
  3. We have studied ( ) we were 6 years old.
  4. It has been raining ( ) 3 hours.
  5. I have lived here ( ) 2015.
  6. He has been busy ( ) a week.
答えを見る

(1) for (2) since (3) since (4) for (5) since (6) for

問題2(英訳)
  1. 私は10年間英語を勉強しています。
  2. 彼は子供のころからピアノを弾いています。
  3. どれくらいの間ここに住んでいますか?
  4. 私たちは去年から友達です。
答えを見る

(1) I have studied English for ten years.

(2) He has played the piano since he was a child.

(3) How long have you lived here?

(4) We have been friends since last year.

問題3(書きかえ)

過去形を現在完了に書き換えよ。

I lived in Tokyo for 5 years.(5年間東京に住んでいた、今は別の場所)→

I have lived in Tokyo for 5 years.(5年間住んでいる、今も住んでいる)

答えを見る

上記のように、過去形は「今は違う」、現在完了は「今も続いている」という違いがある。

追加問題(瞬間英作文)
次の日本語を、このページの型を使って英語にしなさい。
  1. 私は5年間ここに住んでいます。
  2. 彼女は2020年から彼を知っています。
  3. どのくらい英語を勉強していますか。
答えを見る

(1) I have lived here for five years.

(2) She has known him since 2020.

(3) How long have you studied English?

まとめ

  • 継続:「(ずっと)〜している」過去から現在までずっと。
  • 形:have/has + 過去分詞
  • for + 期間(長さ)、since + 起点(時点)。
  • How long で「どれくらい?」を尋ねる。
  • 状態動詞(live, know, like)と相性◎
  • 動作の継続は have been + ~ing(現在完了進行形)

もっと知る ── 発展・実生活(出典つき)

※ 教科書の内容に、信頼できる出典をもとにした発展・実生活・時事の話題を補足しています(教科書そのものではありません)。

桜の開花は1953年から観測 ― since が活きる身近な記録実生活

気象庁は1953年から全国で桜の開花日を観測し続けています。英語にすると The agency has observed cherry blossoms since 1953. のように since + 起点で表せます。長年のデータから、開花は10年で約1日早まっていることもわかっています。

出典:気象庁 生物季節観測の情報(さくらの開花日)

日本のラジオ放送は1925年から ― for で表す約100年実生活

日本のラジオ放送は1925年3月22日に始まり、2025年で100周年を迎えました。英語では Japan has had radio broadcasting for about 100 years. と for + 期間で言えます。ラジオは昔から英語講座など学習にも使われてきた身近なメディアです。

出典:総務省 北海道総合通信局 ラジオ放送開始100周年ポータルサイト

「since + 年」で語る世界遺産 ― 日本は1993年から発展

日本は1993年に法隆寺地域の仏教建造物と姫路城が初めて世界遺産に登録され、今では文化遺産・自然遺産あわせて26件あります。英語では Himeji Castle has been a World Heritage Site since 1993. のように since + 年で言い表せます。

出典:文化庁 世界遺産

気象庁は1987年から二酸化炭素を観測し続けている発展

気象庁は1987年から岩手県大船渡市の綾里で大気中の二酸化炭素を観測し続けています。英語では They have measured carbon dioxide at Ryori since 1987. と表せます。長く続く観測だからこそ、濃度が増え続ける長期変化がわかります。

出典:気象庁 温室効果ガス等の観測地点(綾里)

JICA海外協力隊は1965年から世界へ発展

日本のJICA海外協力隊(青年海外協力隊)は1965年に始まり、2025年で60年を迎えました。英語では Japan has sent volunteers abroad since 1965. と since + 年で言えます。これまでにのべ99か国へ約5万8千人が派遣されています。

出典:JICA「JICA海外協力隊が60周年」

日本とアメリカの交流は1854年から ― for で語る長い歴史発展

日本とアメリカは1854年の日米和親条約以来、長い交流の歴史があります。英語では Japan and the U.S. have had relations for over 170 years. のように for + 期間で表せます。継続用法は、こうした国どうしの関係を語るときにも使われます。

出典:外務省 アメリカ合衆国基礎データ