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中学生の学習ノート教科書をもう一段くわしく

単語帳 6 ── 分詞で名詞を説明する語

分詞は、名詞を前や後ろから説明します。running water、a book written in English のように、動作中の感じと、される感じを区別して覚えます。

現在分詞 ing

  • running:走っている
  • sleeping:眠っている
  • crying:泣いている
  • smiling:ほほえんでいる
  • boiling:沸騰している
  • falling:落ちている
  • rising:昇っている
  • moving:動いている
  • living:生きている、住んでいる
  • working:働いている

過去分詞

  • written:書かれた
  • spoken:話されている
  • broken:壊れた
  • used:使われた、中古の
  • made:作られた
  • built:建てられた
  • painted:塗られた、描かれた
  • called:呼ばれている
  • known:知られている
  • covered:覆われた

説明される名詞

  • language:言語
  • story:物語
  • letter:手紙
  • picture:写真、絵
  • bridge:橋
  • building:建物
  • vase:花びん
  • road:道路
  • sign:標識
  • animal:動物

教科書の中心語と関連語をセットで増やす

中3英語では、単語を「意味だけ」で覚えると長文で止まりやすくなります。中心語を、文法の型と一緒に覚えることで、読解・英作文・面接練習まで使える語彙になります。

覚え方
この単元の見方
ing は「している」、過去分詞は「された」と考えると整理できます。2語以上で説明するときは、説明したい名詞の後ろに置くことが多いです。

単語を文で使う練習

本文で使えるチャンクとして、次の英文を音読し、太字の語句を別の単語に入れ替えてください。中3では、1文が長くなるので、まずは短いチャンクで型を作るのが近道です。

文で覚えるチャンク

Look at the sleeping baby.
眠っている赤ちゃんを見てください。

The boy running in the park is my brother.
公園で走っている少年は私の弟です。

This is a book written in English.
これは英語で書かれた本です。

The bridge built over the river is old.
川にかけられた橋は古いです。

I found a broken watch on the desk.
私は机の上で壊れた時計を見つけました。

The language spoken in Brazil is Portuguese.
ブラジルで話されている言語はポルトガル語です。

  • 1回目:英文だけを見て読む。
  • 2回目:日本語を確認して、主語・動詞・修飾語に分ける。
  • 3回目:主語、場所、目的語を入れ替えて自分の文にする。

読解で出る語形・言い換え

長文では、単語がそのまま出るだけでなく、語形変化や言い換えで出ます。次の形まで見ておくと、本文中で止まりにくくなります。

  • 現在分詞 + 名詞:a sleeping baby のように1語なら前から説明。
  • 名詞 + 現在分詞句:the boy running in the park のように2語以上なら後ろ。
  • 過去分詞 + 名詞:a broken watch のように状態を表す。
  • 名詞 + 過去分詞句:a book written in English のように後ろから説明。
  • spoken / written:言語や本の説明でよく使う。

ミニ読解で確認

単語を覚えたら、短い本文の中で意味を取ります。知らない語が1つあっても、主語・動詞・説明部分を分ければ読み進められます。

読解用ミニ本文

I found an old book written in English.

The story was about a girl living near the sea.

Some words used in the book were difficult for me.

But the pictures drawn by the writer helped me understand it.

読解チェック
  1. 筆者はどんな本を見つけましたか。
  2. 物語はどんな少女についてでしたか。
  3. 何が理解を助けましたか。
答えを見る

(1) an old book written in English

(2) a girl living near the sea

(3) the pictures drawn by the writer

この章でつまずきやすいところ

分詞は名詞を説明する語ですが、読みながら「-ingか過去分詞か」「前から説明か後ろから説明か」で一瞬迷いがちです。本文中の具体場面で、何に注意して読めばよいかを整理します。

running を「走る」と現在形のように読んでしまう

  • つまずく場面:本文の The boy running in the park is my brother. を読み進める途中で、running を「走る」と動詞のように読み、文の動詞が見つからなくなって止まる場面です。
  • 克服のコツ:見分け方は位置です。名詞のすぐ後ろに -ing が来ている時は「〜している」という説明語で、文全体の動詞ではありません。文の本当の動詞は、その分詞句のあとに出てくる be 動詞や一般動詞だと意識して読みます。
  • ミニ例:The boy running in the park is my brother. running は the boy を説明する語、文の動詞は is です。

written を過去形の動詞だと思い込む

  • つまずく場面:This is a book written in English. を読みながら、written を「書いた」と過去形のように受け取り、「誰が書いたの?」と主語を探してしまって本文の流れを見失う場面です。
  • 克服のコツ:見分け方は位置と意味です。名詞の後ろに置かれた過去分詞は「〜された」というされる側の説明で、文の動詞ではありません。a book written in English は「英語で書かれた本」と受け身の意味でひとかたまりに読みます。
  • ミニ例:This is a book written in English. ここまでが1つの名詞のかたまりで、文の動詞は is です。

1語の分詞と2語以上の分詞句で前後を取り違える

  • つまずく場面:a sleeping baby と the boy running in the park を比べているうちに、a running boy in the park と書いてよいのか、語順がどちらだったか迷う場面です。
  • 克服のコツ:見分け方は分詞の語数です。1語だけのときは名詞の前から(a sleeping baby)、in や by などを伴って2語以上になるときは名詞の後ろから(the boy running in the park)説明するのが基本です。語数で置く位置が変わると覚えます。running 単独なら a running boy と前から、running in the park のように分詞が句を伴うときは the boy running in the park と後ろから、と分詞句の長さで判断します。
  • ミニ例:1語:a broken watch(壊れた時計)/2語以上:a watch broken yesterday(昨日壊された時計)。

be動詞+過去分詞と、名詞を後ろから修飾する過去分詞を取り違える

  • つまずく場面:This is a book written in English. と This book was written in English. を読み比べている途中で、どちらも written in English が出てくるため、文の動詞がどれかを見失ってしまう場面です。
  • 克服のコツ:見分け方は過去分詞の直前にある語です。be 動詞(is/was など)+過去分詞は「〜される/〜された」という文の動詞(受動態)になり、名詞のすぐ後ろに過去分詞が置かれているときは、その名詞を後ろから説明するかたまりで、文の動詞ではありません。written の前が be 動詞か名詞かで役割を見分けます。
  • ミニ例:This is a book written in English.(written は a book を説明、文の動詞は is)/This book was written in English.(was written が文の動詞で受動態)。

練習問題

問題1:語句の確認
次の語句の意味を答えなさい。
  1. running
  2. sleeping
  3. written
  4. language
答えを見る

(1) 走っている

(2) 眠っている

(3) 書かれた

(4) 言語

問題2:英作文
このページの語句を使って、次の日本語を英語にしなさい。
  1. 公園で走っている少年は私の弟です。
  2. これは英語で書かれた本です。
  3. 私は壊れた時計を見つけました。
  4. ブラジルで話されている言語はポルトガル語です。
答えを見る

(1) The boy running in the park is my brother.

(2) This is a book written in English.

(3) I found a broken watch.

(4) The language spoken in Brazil is Portuguese.

問題3:入れ替え練習
チャンク例文から1つ選び、主語・場所・目的語のどれかを変えて、自分の英文を2文作りなさい。
答え方の例を見る

例:I have never tried this food. → I have never tried this sport.

例:This is a tool which helps us study. → This is an app which helps us practice English.

もっと知る ── 発展・実生活(出典つき)

※ 教科書の内容に、信頼できる出典をもとにした発展・実生活・時事の話題を補足しています(教科書そのものではありません)。

The language spoken in Brazil(ブラジルで話されている言語)実生活

本文の「The language spoken in Brazil is Portuguese.」は本当のことです。南アメリカの多くの国はスペイン語ですが、ブラジルだけは公用語がポルトガル語で、政府・学校・テレビなどで広く使われています。spoken(話されている)という過去分詞が、language を後ろから説明している例です。

出典:Wikipedia「Languages of Brazil」

A language spoken by the most people(いちばん多くの人に話されている言語)実生活

Ethnologue という言語のデータベースによると、世界でいちばん多くの人に話されている言語は英語で、話す人は約15億人にのぼります。しかしその多くは第二言語(外国語)として使っていて、母語として話す人は4億人ほどです。皆さんが学ぶ英語は、a language spoken around the world(世界中で話されている言語)なのです。

出典:Ethnologue「What is the most spoken language?」

Languages spoken now are disappearing(今話されている言語が消えつつある)発展

国連やユネスコによると、世界で話されている言語は約6,700あり、そのうち約40パーセントが消えてしまう危険にあります。国連は2022年から2032年を「国際先住民族言語の10年」と定めて、消えそうな言語を守ろうとしています。spoken(話されている)という分詞は、こうした世界の話題を読むときにもよく出てきます。

出典:UNESCO「About the IDIL 2022-2032」

A bridge built over the sea(海にかけられた橋)発展

本文の「The bridge built over the river is old.」と同じ形で、世界には a bridge built over the sea(海にかけられた橋)もあります。兵庫県の明石海峡大橋は1998年に完成し、全長は約3,911メートル、中央のスパンは約1,991メートルもあります。built(建てられた・かけられた)という過去分詞が bridge を説明しています。

出典:Japan National Tourism Organization(日本政府観光局)「Akashi Kaikyo Bridge」

A writing system read by touch(指でさわって読む文字)発展

本文では「a book written in English」のように書かれた本が出ますが、目の不自由な人のために、指でさわって読む文字「点字(Braille)」もあります。フランスのルイ・ブライユが15歳のころ、6つの点の組み合わせで文字を表すしくみを考えました。これは a writing system read by touch(さわって読む文字体系)で、read という過去分詞で説明できます。

出典:Encyclopaedia Britannica「Braille | writing system」

People living in Brazil from Japan(ブラジルに住む日系の人々)発展

本文の「a girl living near the sea」と同じ形で、people living in Brazil(ブラジルに住んでいる人々)という言い方もできます。1908年、最初の移民船「笠戸丸」が781人を乗せて日本からブラジルへ向かい、今ではブラジルは世界最大の日系社会になっています。living(住んでいる)という現在分詞が、people を後ろから説明する例です。

出典:国立国会図書館「ブラジル移民の100年 コラム『笠戸丸』」